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明日の葉っぱ(8×8)=69

思いつくまま 気のむくまま書いてます。

1975年の吉田拓郎 その32 ベストアルバム たくろうベスト・コレクション エレックレコード

2019-06-26 17:29:17 | #1975年の吉田拓郎
1975 125日にエレックレコードから発売されていた
ベストアルバム。
 
年が明けて1月にエレックからひっそりと
出ていた。
 
後年2008年に再販CD
されるまでほったらかしにされていたような
そんな可哀想なアルバムだ。
エレックレコードは1969年から1976年まで
拓郎 泉谷 ケメ 海援隊 佐渡山豊 古井戸など
フォークアーティスト音源を出していたレコード会社。
 
このアルバムは多分後年77年くらいに
中学の時
担任の先生の下宿先アパートの本棚の下にあるところを始めて見たのが
このレコードとの最初の出会いだった。
 
その時 「おっ!よしだたくろう じゃないですか?」って先生に尋ねた。
その先生は
さだまさしさんが好きで
まさかこのアルバムを持ってるなんて知らなかった。
風貌も背の高いさだまさし風の先生だったから
 
まさか、その先生のコレクションの中によしだたくろう があったことは
驚きだった。
しかもアルバム的には
持ってなかったものだったし、
しばし、ジャケットを眺め
歌詞カードを見て
収められている曲をチェックしてみると
アルバム
「青春の詩」から7
「オンステージ第1 」から 3
「人間なんて」から 7
「オンステージ第2集」 から5
と初期のたくろうさんの作品としてのベストと言う名の通りの選曲でもあった。
 
何かにいつも怒っていて
何かにいつも恋をして
何かにいつも涙していた
あの頃の熱い季節を走り抜けた
 
そんな時代の香りとともに
 
1975年に発売されたレコード。
 
さだまさしファンも気になって買っていた
それこそ一家に一枚
ベストアルバム。
フォークファンなら
これ一枚で初期のたくろうさんの作品を知る上でまとめ上げられた一枚だ。
 
「オンステージ第2集」からの音源が入っているのが何より嬉しい2枚組のアルバムだ。
 
 
 
収録曲
 
1青春の詩
2やせっぽちのブルース
3今日までそして明日から
4
5こうき心
6結婚しようよ
7ある雨の日の情景
8自殺の詩
9花嫁になる君に
10どうしてこんなに悲しいんだろう
11川の流れの如く
 
1イメージの詩(青春の詩より)
2マークII
3夏休み
4ともだち
5とっぽい男のバラード
6日本人になりたい
7私は狂っている
8かくれましょう
9恋の歌
10
11人間なんて

NOBODY 杉真理 by ナイアガラトライアングルvol 2

2019-06-26 08:26:40 | 僕の音楽日記
ビートルズっぽく
ビートルズ風に
いや、モロ ビートルズだし
好きすぎて
作る歌もそれ風に
ビートルズ節
演奏
ここまでエキスが濃く感じられるのは
むしろ痛快!

ナイアガラトライアングルVOL 2のアルバムメンバーの杉真理さん

佐野元春さんと大瀧さんとのアンサンブルは異色にして魅力的だった。

まだ青い感じの佐野元春さんと
それこそビートルズ小僧をそのままに
作品としてみせた杉真理さん
NOBODY は
加工がうまい日本人が作った
作品って感じ!
ビートルズが1982年に作品をだしたなら
こうなる?
と提示したかのように


この頃の風潮は
重くない
ポップで軽快なサウンド先行の
作品が多くなってきた。

僕も 社会人になり、
カーステレオでは
フォーク
吉田拓郎さん
長渕剛さん
のカセットよりも
フュージョン系や、
大瀧詠一さん
ナイアガラトライアングル
佐野元春さん
杉真理さん
山下達郎さん
なんかのシティーポップ系が増えてきた。

聞いてて力が入らなく
軽く聞き流せるそんな音楽に傾倒
していった。



1975年の吉田拓郎 その31 音楽雑誌 フォーライフマガジン創刊

2019-06-26 06:33:09 | #1975年の吉田拓郎
 
MUSIC MAGAZINE WITH LOVE
FORLIFE
 
創刊 春号480
季節ごとに発刊する
そんなスタートとなった
雑誌 フォーライフ
発売元が
八曜社
ミュージシャンの本を刊行専門で
フォーライフマガジンも
そこからの発行だった。
 
 
 
記念すべき第1号の目次は
 
拓郎さんの記事は
「明日手錠の時代」
と物々しいタイトルでの
金沢事件を久保利弁護士と振り返り対談。
 
 
 
 
 
 
 
幅広く対談は進み
放送禁止歌となった
「ペニーレーンでバーボン」について触れる。
 
 
そして最後に
 
カウンターメディアとして頑張る
フォーライフマガジン。
 
ほとんどのアーティストの情報が載っていた画期的な雑誌だった。
 
メディア戦略をも見据えて
ラジオ、レコード
コンサート
雑誌とフォーライフは新たな若者文化発信の旗印として
大いに期待されたのだろう!
その期待を一身に受けて始まったのが
フォーライフ
新人オーディションだった。
2483本のテープが集まった。
 
 
「私たちに音楽の流れを変えることが出来るでしょうか」
 
というキャッチコピーとともに
 
 
フォーライフ丸に乗り込みたい船員はオーディションへの申し込みに殺到した。
 
オーディエンス側からも
参加できる新たな希望を見せた
フォーライフレコード。
 
夢が始まったばかりだった。
 
 
 
 

俺たちの旅 中村雅俊

2019-06-25 21:15:01 | 僕の音楽日記
人生は旅と似ている。


俺たちシリーズ第二弾にして、ヒットドラマの
俺たちの旅

カースケの自由さとあのキャラクターに
憧れ 僕もカースケのような男に
なりたいと、思いながらドラマを見ていた。

あの頃から人生の旅は始まっている。

夢を半分見たあたりから
現実の波に乗って
生活の為の仕事につきながら
おおよそ
「俺たちの旅」のような
生き方には程遠い
人生という名の旅の途中。

将来とか
夢とか
自分の描いていたものは
今や 語る事もできないくらい
僕の視界から消え失せてしまって、
それでも、
この歌を聞くたびに
胸に秘めた想いや夢や
懐かしい友達の事を思い出す。


気に置けない仲間たち
自分が自分でいれた
あの空間 あの場所
色んな奴がそれぞれ旅立っていったけれど

また、それぞれ傷つきながらも
今日まで
生き抜いてきた証として、
集まれる場を持とうじゃないか!

旅の途中のやつも
旅を終えたやつも
懐かしい顔を携えて
集まって
今日まで生きてきた証を確かめ合い
称え合おうじゃないか!

そう、思いながら
クラス会の幹事を引き受ける事とした。

もう、後先何年 何十年と老いを迎えていくだけの残りの人生を
若かった頃のような
はしゃぎ方はできないけれど

俺たちの旅は続いているのだけれど

まだまだ
と言い合える仲間であることを
実感できるその日を楽しみに
夢見ながら…



青空 ひとりきり 井上陽水

2019-06-25 05:50:37 | 僕の音楽日記


作詞 作曲 井上陽水

楽しいことなら 何でもやりたい
笑える場所なら 何処へでもゆく
悲しい人とは 会いたくもない
涙の言葉で 濡れたくはない
青空、あの日の 青空、ひとりきり※

何かを大切に していたいけど
身体でもないし 心でもない
きらめくような 想い出でもない
ましては我が身の 明日でもない
浮雲、ぽっかり 浮雲、ひとりきり

仲良しこよしは 何だかあやしい
夕焼け小焼けは それより淋しい
一人で見るのが はかない夢なら
二人で見るのは たいくつテレビ
星屑、夜空は 星屑、ひとりきり


1975年
フォーライフレコード設立
して1番ラストに発売されたシングル
泉谷
小室
吉田
その次
トリを飾る
75年11月25日発売第一弾シングル
「青空ひとりきり」

R&Bティストの編曲
ブラスセクションが心地よくなかなか凝ったアレンジだと思う
この曲を聞いていた頃はまだ子供だったので
気にも止めなかった事や細かな事が
大人になって改めて聞いてみると
細かな発見や
曲の良さを実感する

染み入るような空の青に
自問自答するこの歌詞は

自分のアイデンティティを確認するかのように

この頃の陽水さんはまだ
そんなに深く言葉遊びはしてないが
その入り口に立った感がある。

フォーライフに入ってから井上陽水の
ワールドが確立されていくわけだが

フォーライフレコードを設立した経緯
その事での自分のスタンス
これからの立ち位置
展望などが
この歌詞には込められてると感じる
そう思いながら歌詞を読んでいくと
なるほどと納得する。

実際はそうではないのだろうけど
見方、捉え方の自由さは人それぞれで
楽しむ事でみれば
角度は色々あっていい。

「青空ひとりきり」というタイトルひとつ
とっても
言葉の使い方が面白い。
文学的でもあり、
抽象的すぎて、広すぎて
深すぎて
対義語のようでもあり、

青空 …清々しい気分
ひとりきり…寂しい
イメージが交錯する
水と油を掛け合わせる
その意味は

他のアーティストのアルバムタイトルにもあった。
松任谷由実さんの
「悲しいほどお天気」
も近い。

お天気は気持ちのいいものという先入観イメージを
悲しいほど

断定している。
そこには個人のもつ感情からの決めつけが
ある。

悲しいほどお天気
青空ひとりきり
その人の感じる思いは
他の人とは違うところにある。


今日
梅雨の晴れ間
気持ちの良い天気になりそうだ
ひとりきりで
見上げる青空
悲しいほどお天気でもある。