先日、金沢のビジネスホテルに泊まった時、バイキン
グ方式の朝食に出された食器に仕切り皿が使われてい
た。
一枚の皿に9つ穴が開いてあるものだ。
いくつも穴があってもおかずはそれぞれ少量しか取る
ことができない。
慣れない時、皿にいっぱいおかずを取って結局残して
気恥ずかしい思いをした。たくさんの種類を取りたい
時、これはいいと思った。
最初は小さな子供用に使用されていたものだが、年齢
が上がっても使用が広がって、今ではお父さんにも使
われているそうだ。
この結果、食器の売り上げにも影響があると、新聞に
書いてあった。
私の食器棚にも3つの仕切りのがある(写真)。
納豆、キムチ、豆、梅干しなど少量ずつを乗せるとき
は便利であり、なにより洗うのが一枚の皿ですむ。
独居老人にも便利だ。
しかし、なにか寂しい。
もともと一人の食事で、寂しさは感じたことはない。
好きなように机の上に、いっぱい並べて<豪華>に食
べているのだから。
だが、洗う時は便利でも家で仕切り皿はいかんのう。
ちまちましているし、豪華主義に反するからね。