ルナです。
火曜日・・・・ママさんのお友達が雛めぐりしたいけど・・・
どこがいいのか、案内してほしいって連絡が来たよ。
ママさんは、ガイドさんは出来ないけれど、「雛のみち」のガイドブックで検討して、
上山(かみのやま)市の武家屋敷「森本家」の雛めぐりを選んで待っていた。
ルナは、お留守番。
でも、ママさんから聞いたお話をするね。

上山市は城下町で、温泉街の賑やかな通りから少し坂を登って行くと、
藩政時代そのままの曲屋萱葺造りの建物が4軒並ぶ武家屋敷通りに出くわすんだって。
「雛のみち」ののぼりがあるから、そこかなぁ~

上山藩武家屋敷は「森本家、三輪家、山田家、旧曽我部家」4軒が連なっているんだけど、
この雛飾りは「森本家」で大正5年に生まれた娘さんに用意されたお雛様だったそうだよ。
その時代に、これだけの雛飾りで、誕生を祝い、健康と幸せを願ったってすごいお家だね。


それから、とっても小さな、雛人形。
可愛いでしょ~ 瀬戸で出来ているよ。

こちらも、大正時代のお雛様。
衣装の色合いが深くて良いなぁ~ってママさんが言ってた。

「森本家」では、お茶とお漬物を頂きながら、お話を聞くことができたらしい。
お庭には、水吟窟もあって、耳を澄ますと音が聞こえるんだって。
浅い春にふきのとうがごあいさつ。

こちらは、拝観料200円を支払って、武家屋敷が見られる「三輪家」
思いの外広い座敷が続いて、管理人さんが、全部のお部屋に電気をつけてご案内。
ついでと言ってはなんだけど、上山市の歴史の他に、たくさんある公衆浴場の話もしてくれたんだって。
上山の人は、自宅のお風呂には入らず、みんな、温泉を利用するのだそうだ。

ペアルック?

ママさんは、この床の間の小ぶりのお雛様が好きらしい。

お雛様も良かったけれど、武家屋敷の台所・・・・
真ん中上部の戸が開いているところ・・・そこは、槍や鉄砲で敵を打つ隠し扉だったそうだよ。
曲屋萱葺造りといっても、この武家屋敷は、お城まですぐ近くて、
馬を飛ばして参上するほどの距離では無かったことから、
馬を持つ武家はいなかったとか。。。

さて、せっかく、上山市まで来たのだから、上山城も見て行こう~

もちろん、ここでも、お雛様の展示がしてあるんだよ。
ただね・・・・・残念ながら、


でも、ここで今まで見た中では一番古い江戸時代のお雛様を見ることができたんだって。
もう、さすがに、衣装も綿が出てしまっていたり、ほころびがあったりしていたけれど、
それがまた、長い年月、大切に残されてきた宝物のようだった。

お城の中は、小さな博物館のようで、エレベーターで天守閣まで登れるらしい。

上山市内が一望できる。
今回は、「雛のみち」を回りながら、歴史の一端も覗くことができたこと、
それがママさんにとっては、思わぬ収穫。
ただ・・・・・すっかり、食事の時間が過ぎてしまって、お腹がペコペコだったんだって(笑)
帰りに、温泉にも入ろうかぁ~って用意して行ったけれど、タイムアウト。
それはまた別の機会にゆっくり温泉三昧しようね~


お友達から頂いた、喜久水庵の「苺クリーム大福」

大福の中に、餡子と苺ジャム、生クリームが入っているんだよ。
美味しく頂きました~


今年の雛めぐりは、たぶんここまで。。。
たくさんの雛人形に魅せられて、春を引き寄せた気がするんだって。
そして、ママさんは、この前、少し早かったけれど、仙台のお家に五月人形を出してきた。
我が家の家内安全、健康第一を願ってね。