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徹底討論!ニッポンのジレンマ |
祥伝社 |
内容紹介
出演者が凄い。議論が熱い。NHKっぽくない。
今年2012年。元日深夜に放送し大反響を呼んだ
Eテレのあの討論番組が、早くも書籍化!
放送できなかった部分も、“ほぼ”完全収録
年金、雇用、政治、経済成長……古い世代が作ってしまった歪(ひず)みの数々。
その解決策を1970年以降生まれの若き論客が熱く語り尽くした。
「もう、中高年には任せられない。
この国は、僕らが変える!」
6時間を超える議論を経て、若い論客たちが描く新しいニッポンのカタチとは?
「非正規雇用の夫婦が共働きで子ども2人を育てるくらいの基準で
もういちどOSをつくり直すべきだと思います」(宇野常寛)
「国家は要らないという話ではなくて、適切なサイズにしていこうという話」(荻上チキ)
「非典型所属者同士は、必ず強力なニーズを持っているはずです」(水無田気流)
「何が問題かというと、子どもの世代にその貧困が社会的に遺伝していくということなんです」(駒崎弘樹)
「原発は非常に象徴的で、成長を前提とするもの全て、要素が集まっていると思うんです」(開沼 博)
「無責任だと思うんだな、政治に興味を持てば世の中変わるからなんて言うのは。
絶対に変わらないから」(猪子寿之)
「男子のみなさんに問いたいのが、自分の子どもを育てる準備、できていますか?
ということです」(澁谷知美)
目次より
「格差」は遺伝する/お金をばらまけばばらまくほど貧困になる国
/この国のOSは60年代から変わっていない/日本は若年層で雇用調整を行なっている
/標準世帯はすでにマイノリティ/選挙にも「格差」がある
/増税をしても、国の借金は返せない?/年金制度改革は今がチャンス
/イノベーションの「プロジェクトX史観」に陥るな
/「事前規制」から「事後規制」へ変える/ソーシャル・ネットワークという資産の活用
/3.11から見えてきたもの/新世代が提案する日本再生の処方箋/
ゆるやかにつながっていく小さな可能性