前日まで,赤く色づいて来たサクランボの実を見て,妻がジャムでもつくろうかなと言っていたのですが,果実がすっかり無くなっていました。
摘果作業をしないので,一粒一粒が小さいサクランボなのですが,実の数が多く,甘酸っぱい味が魅力のサクランボでした。
それがきれいに種だけを残し,その周りのおいしい果実部分をどうやら鳥たちが食べ尽くしたようです。
食べている様子を見たわけではありませんが,偵察と試食に来た小鳥の姿は見かけていましたので,多分たくさんの仲間を集めて楽しい晩餐のひとときのように,にぎやかに食べおいしく味わっていたのではないかと思います。
娘の話によると,前にも同様のことがあって,前の日に確認して次の日に果実を取りに行ったら,すべて食べられてしまった後だったとのこと。鳥たちの食欲のすさまじさに改めて感心してしまいます。
そういえば昨年の秋には,柿の実を食べにやってきた鳥たちを目撃することができました。
イチジクの実をついばむ鳥の姿を見たこともありました。
ブルーベリーは,背丈が低く周りの草木にかくされた感じになるので,鳥たちの食欲からはずれて何とか果実を味わうことができました。
我が家には,実のなる木としてリンゴ・キウイ・ブドウ・プラム・ナシ・ミカン・クリ・グミ等がありますが,大半の果実は鳥たちのおなかに入るか,落果してしまいます。
今年こそ,鳥に先立って熟した頃あいに果実を人間が味わえるよう,注意深く観察を続け,食べるタイミングを逸しないようにしていきたいと思っていたのですが…。
まるで,鳥と人間との壮絶な果実獲得合戦といえそうですが,実際は人間の方が余裕をもって勝ちを譲る方向にあります。鳥たちとは仲良く共存を図っていきたいと考えています。
サンショウの木には,早くもアゲハの幼虫の姿を見つけました。畑のキャベツの葉には食べられた痕がたくさんあり,アオムシの姿も見かけます。毛虫等の害虫との共存は避けながら,虫たちとも,鳥同様仲良く共存できたらと考えています。