イタリアでも,ドイツに続き原発への「ノー」の判断がなされたようです。
新聞によれば,47都道府県知事への原発に対するアンケートでは,脱原発が2人,削減が9人,どれでもないが26人,現状維持が4人,現状維持もしくは削減が1人,無回答が5人という結果になったようです。現在停止中の原発の再稼働拒否には,安全基準が不十分として25人が支持をしたとのことです。
福島から何を学ぶか,その学んだことを通して今後のエネルギー政策をどう考え,どんな未来を後世に残していくのかについて,じっくりと考えていきたいものです。
個人的には脱原発の方向に一歩でも踏み出してほしいと考えているのですが,予想されるさまざまな問題点について議論が深められ,未来の在り方について想像力を駆使して語られるようになってほしいと思います。
脱原発の考えは集団ヒステリー状態と,ある政治家が言っていたようですが,未来を見通した上での民意をそんなふうにしかとらえられないところに,今の政治の貧困があるように思います。