今日は,栗原市の旧築館高校体育館に出かけて,おちゃわんプロジェクトによる食器類の受け取りのボランティアに取り組んできました。
このプロジェクトは,神戸市のNPO法人ひまわり夢企画と新潟県長岡市の東日本ボランティアバックセンターが,地域住民に呼びかけ,未使用の食器を栗原市に送ってもらい,集まった食器を栗原市のNPO法人Azuma-reが仕分けをして,被災者の皆さんに届ける活動です。
阪神大震災の折に,被災した人たちが食べ物を食器で食べることの幸せを実感し,それが食器を被災地に送る活動に発展していったようです。仮設住宅で過ごし始めた被災地の方にとっても,食材と同様に食器は貴重な必需品です。同時に食器は,食事の楽しさや潤いを演出してくれる存在ともなっています。
この日は,山口県の萩市から昨晩8時に出発してきた,萩市のボランティアメンバーの運んできた食器を受け取りました。ダンボールの数が多いので,リレー式に参加メンバーが並び次々に手渡しするような形での搬入でした。手と心を一つにしての連携・協働作業でしたので,とても快い汗をかくことができました。
この受け取りの他に少しだけ仕分けと箱詰めの作業も手伝いました。この他に,箱詰めされた食器を被災地へ送り届ける仕事もあるとのことでした。今後は,この搬送も含めできる範囲でこのプロジェクトにも協力していきたいと思いました。
以前全国から送られた救援物資の仕分けや整理の仕事を手伝った時にも感じたことですが,一つ一つの食器に,送り主の温かい善意を感じました。
被災された方々のために 少しでも手助けがしたい,そう 考え・行動した その温もりが 形ある食器から ほのぼのと 伝わってきました。
人間という文字の 人と人との間に在って人と人とをつなぐものが そういった温もりなのだということを 改めて感じています。