あの青い空のように

限りなく澄んだ青空は、憧れそのものです。

水害から考えること

2015-09-13 11:51:18 | 日記
想像を超える豪雨が 茨城、栃木、宮城に 深刻な水害をもたらしました。
避難者数は、12日時点で5,618人。床上浸水は約4,700棟。死者は、2県で4名。
鬼怒川が氾濫した常総市では、15名の安否が以前不明とのこと。一日も早く
安否確認ができるといいのですが。

県内に限っては、死者2名は私の住む栗原市の方でした。大崎市・大和町では
避難生活を余儀なくされている方が、210名おられるとのこと。栗原市でも、
浸水のため家に住めないという状況にある方がおられるのではないかと思いま
す。

浸水した市街地の水や泥のくみ出し、電気や水道の復旧、流されたり・壊れた
家屋の再建や修理、さらには避難所で過ごす人々の健康管理、今後の生活補償
等、課題は山積していることと思いますが、被災者の方々の心によりそった速
やかな対応を心から願います。

地震、津波、噴火、気候変動による水害等、人知の及ばない自然の力や猛威の
前で 人間がいかに無力であるか を実感します。

私の家の近くを流れる迫川は、今回の豪雨で氾濫危険水位を超えた状況にあり、
堤防の数メートル下まで、濁流が押し寄せているのを見ました。
豪雨が降り続く時間がもう少し長かったら、堤防からの越水や決壊という事態
になったかもしれません。

今回の災害状況を知るにつけ、到底コントロールできない自然の力のすさまじ
さを改めて感じました。

同時に自然災害に備えた より一層の備えの必要性を痛感しました。

南海トラフによる巨大地震の到来も予想されています。河川や山の多い日本の
地形では 豪雨による水害や土砂崩れ等の被害が常に心配されます。火山帯が
縦横に走っていることから、火山の噴火による被害も心配となります。

そんな危険と隣り合わせの中に、日々の生活が営まれているわけです。

安保法案は、国民の命と暮らしを守るために必要なのだと政府は主張しますが
それ以上に こういった自然災害に備えた安全・安心対策の方が緊急かつ必要
なものだと考えます。

今回の災害救助にあたって、警察・消防に加えて自衛隊によるヘリコプターが
活躍しました。同盟国を後方支援すること以上に、災害救助に迅速に対応する
自衛隊であってほしいと強く思いました。そのためには、人を殺傷する武器や
兵器に変えて 人命救助に特化した ヘリコプターや航空機、水陸両用艇や艦
船、重機やさまざまな用具、移動できる医療施設や医療器具といった 装備を
充実させていくことが必要となります。軍備は最小限にとどめ、日本の技術力
を生かし 災害支援や人命救助に必要なものを工夫開発し、それを自衛隊も装
備していくことで、大きな力と組織力をもった救助隊としての役割を果たすこ
とができるのではないかと思います。
世界のどこかで甚大な災害が起こったら、いつでも救助隊として派遣でき、貢
献できるのではないかと思います。3.11の折に、世界中から手を差し伸べても
らったお返しもできることになります。軍事力の行使ではなく、人命救助とい
う崇高な使命を果たすことで、日本が平和を愛しそれを行動化する国として世
界からも評価され、信頼されていくのではないかと思います。
 さまざまな災害を体験する中で身に付けてきたノウハウを、これからの災害
に備える対策に生かし、さらにそれを世界にも伝え貢献していくことはとても
意義のあることだと考えます。
 命を奪うことではなく、命を救い・命を守るという方向で発展し貢献できる
日本であったらどんなにいいでしょう。
 


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