明日は、クリスマス・イブですね。サンタクロースにとっては、一日中てんてこ舞いの忙しさなのではないかと思います。新聞によると、北米防衛局司令部(NORAD)は、24日に毎年恒例のサンタを追跡するプロジェクトを実施するとのこと。
クリスマスブレゼントを配るために世界中を移動するサンタを追跡し、その様子を24日未明からNORADのウェブサイトで、日本語を含む8カ国語で紹介するそうです。
担当者によると、『……サンタはものすごい速さで移動するのですが、私たちの人工衛星は、トナカイの鼻からでる赤外線を探知して、サンタを追跡できるのです。』 だそうです。サンタが実在するかどうかについては、『50年以上にわたる我々追跡から導き出された結論は、サンタが世界中の子供の心の中に実在し、愛されているということだ』 とのことです。
読みながら、心の中までホンワカとあたたかくなり、思わず笑ってしまいました。でも、私も、導き出された結論には、心から同感です。
読み終わった後には、サンタの存在について、手紙を書いて新聞社に問い合わせた少女のことを思い出しました。新聞社では、その幼い読者の質問を真摯に受け止め、大きく紙面を割き社説として紙上に掲載します。人間の想像力のすばらしさ、そしてそこから生まれた妖精などの存在が、どんなに人間の世界に豊かさと潤いを与えてくれているのかを語りながら、サンタクロースは確かにいるのです と 結論づける 内容でした。
~ この少女の手紙と新聞社の社説を載せた本:「サンタクロースはほんとにいるの」や 少女のその後の人生を紹介する本:「サンタの友だちバージニア」が 出されています。 ~
『かんじんなものは目では見えない。心でさがさないと…。』 星の王子様の一節にあるように、こころでさがすことで、大人にもサンタが見えてくるのかもしれません。そんなすてきな大人たちだからこそ、子供の心の中に実在するサンタが見えているのだと思います。そして、子どもたちといっしょになって、サンタをさがしてみたいと考えるのだと思います。
星の王子様の序文には、次のような一節も書かれています。
『…… おとなは、だれも、はじめは子どもだった。(しかしそのことを忘れずにいるおとなは、いくらもいない。)……』
子どもだったころの心を忘れずに持ち続けている大人の心の中にも、サンタは確かに実在し、愛される存在として生き続けているのだと思います。
クリスマスを前にして、そんな一人の大人で在り続けることができたら と願います。
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