鉢植えのミカン・ユズ・グレープフルーツの木に、アゲハの幼虫がたくさん住みついています。食べられた葉をながめながら、行く末を心配しています。幼虫の数に対し、その食欲をまかなえるだけの葉がないように思えるからです。無事成虫に至るまで,葉が足りるといいのですが……。葉の残りと幼虫たちの成長ぶりを観察していきたいと思います。三つの鉢植えをつながるように並べて、葉に余裕のある木に幼虫が移動できるようにしておこうと考えています。
NHKラジオ恒例の夏休み子供科学相談を聞いていたところ、「アリや昆虫のような小さな生物にも、脳があるのかどうか」 という質問がよせられていました。回答者の先生が、危険を察知したり、集団での合図をおくったり、状況に応じて体をすばやく動かすことができたりするのは、人間の脳の働きとの違いはあるが、小さなアリや昆虫にも立派な脳がある何よりの証拠だと答えていました。
アゲハの親が、子供たちが好んで食べる植物に卵を産みつけるのも、脳の働きなのかもしれません。ただ、子供たちが無事に育つまで葉の分量があるのかどうかまでは、予測不可能だったのでしょう。
どれだけの幼虫が無事成虫まで育つことができるかどうかはわかりませんが、側面からその様子を観察し見守っていきたいと思っています。
半身をもたげてじっとしていたり、せわしく葉を食べていたり、枝から枝へ移動したり、1センチにも満たない幼虫の愛らしいしぐさに、思わず微笑んでしまいます。
脳と同時に、一匹一匹に尊い命があるのだということを実感します。
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