あの青い空のように

限りなく澄んだ青空は、憧れそのものです。

未来ノートは生きる力

2017-03-13 20:30:20 | 日記
朝日新聞の「ひととき」に投稿されたのが、『未来ノートは生きる力』と題した文章でした。
投稿者は、千葉県船橋市の金澤里菜さん(20)。
15歳で白血病を発症。入退院を繰り返し、1年前に「いつ何があってもおかしくない」と
主治医から告げられたそうです。
今は、右目の視力が落ち、長い移動には車いすを使うことも。
そんななか、お母さんが「家族全員が後悔しないように自分の思いを『未来ノート』に書こう」
と提案し、今年1月から家族で書き始めたそうです。
皆が食べたいものや旅行したいところなどを書き、それがかなうと消すようにしているとのこと。

今の願いで 今できることは、叶えるようにしていく。
それだけ、里菜さんを真ん中に家族が率直に思いを伝え合い、家族がそろって過ごす今の時間を
大切に大切に過ごしていきたい というお母さんの思いが込められた提案だったのだと思います。

里菜さんは、このノートから生きる力を見出し、次のように書いています。
… 明日何が起きるかは誰にもわからない。だから楽しい話も、悲しい話も、逃げずに家族と
  真剣に話し合うことも大切だと思う。つらいこともあるけれど、ノートは私の生きる力に
  なっている。

この投稿を読んだ 水戸市立双葉台小の堀口正子先生が、担任する3年の子供たちにとって 
命を考える教材になると直感し、道徳の授業で取り上げることにしたそうです。この授業の中で
子供たちが書いた里菜さんに宛てたメッセージを、堀口先生は里菜さんに届けました。

 〇ぼくは病気になってしまったらさいあくだと思ったけど、人生は、どれだけ楽しく、くいの
  のこらないように生きるかなんだなあと文章で感じました。
 〇わたしはいやだなと思うことがあっても、家族に相談しないことがありました。里菜さんの
  話をきいて、つらいことを相談しようと思います。わたしも未来ノートをつくってもいいで
  すか。

このメッセージを受け取り、里菜さんは次のような返事を書きました。

… 私の記事を真剣に受け取ってくれてありがとう。毎日びくびく暮らす必要はない思います。
  でも後悔しないように、今日も良い日だったと言えるように、たくさん遊んで、笑って、
  泣いて、喧嘩してください。私は苦手でしたが、お勉強も頑張って。皆さんの毎日が、
  素敵な時間になることを願っています。

確かに生きている 今という時間を 後悔がないように、大切に生きていきましょう。
そんな中で 心に残る素敵な時間を 今日も良い日だったい言える日を つくっていきましょう。

そんな里菜さんのメッセージが 伝わってくるような気がします。

子供たちも もちろんそうですが、 
里菜さんにとっても 今の今が いつも 素敵な瞬間であり 幸多いひとときでありますように! 
と 心から 願います。

 





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