東日本大震災以降、何度となく心に浮かんでくる谷川さんの詩があります。
このブログでも紹介したことのある詩ですが、改めて取り上げてみたいと思います。
そのあと
そのあとがある
大切なひとを失ったあと
もうあとはないと思ったあと
すべて終わったと知ったあとにも
終わらないそのあとがある
そのあとは一筋に
霧の中へ消えている
そのあとは限りなく
青くひろがっている
そのあとがある
世界に そして
ひとりひとりの心に
一連では、絶望の淵に立たされた人にとっても 決して「終わらないそのあと」の人生が在る ということ
二連では、そのあとの道は 先を見通せない「霧の中に消えて」は いるが
その道は 進んでいくあなたを見守り 「限りなく 青くひろがっている」 ということ
三連では、世界のいろんなところで 災害や事故・戦争などで 大切な人を失い 悲しみの中で生きている
人がいる ということ
を感じ、考えさせてくれる詩だと思います。
この詩は、東日本大震災後の2013年に朝日新聞出版から発刊された「こころ」という詩集に収められています。
この詩を読むたび、大切な人を失った人々の悲しみとそのあとの人生のことを想い、心が痛みます。同時に、「終わらないそのあと」の道を、被災された方々が悲しみを乗り越えて歩んでいくことを願い、その前途が開かれた「青くひろがる」未来であるよう 祈らずにはいられない気持ちになります。
東日本壇震災をはじめ熊本地震や能登地震で被災された方々にとって、そのあとの人生はどんな人生なのでしょうか。
世界のいろんな場所や地域で、さまざまな災害・事故そして戦争が起こり、そのために大切な人を失い、悲しむ人々がたくさんいます。そんな人々にとっても、そのあとに続くこれからの大切な人生があります。
フランクルが「夜と霧」の中で語っているように、「それでもそのあとに続く人生が、あなたを待っているのですから」
そんな思いを谷川さんはこの詩に込めていたのではないでしょうか。
詩の終わりに、「世界に そして ひとりひとりの心に」とあるのは、日本だけではなく悲しみの中に在る世界中のひとりひとりに心を向けてこの詩を書かれたのではないかと強く感じます。
このブログでも紹介したことのある詩ですが、改めて取り上げてみたいと思います。
そのあと
そのあとがある
大切なひとを失ったあと
もうあとはないと思ったあと
すべて終わったと知ったあとにも
終わらないそのあとがある
そのあとは一筋に
霧の中へ消えている
そのあとは限りなく
青くひろがっている
そのあとがある
世界に そして
ひとりひとりの心に
一連では、絶望の淵に立たされた人にとっても 決して「終わらないそのあと」の人生が在る ということ
二連では、そのあとの道は 先を見通せない「霧の中に消えて」は いるが
その道は 進んでいくあなたを見守り 「限りなく 青くひろがっている」 ということ
三連では、世界のいろんなところで 災害や事故・戦争などで 大切な人を失い 悲しみの中で生きている
人がいる ということ
を感じ、考えさせてくれる詩だと思います。
この詩は、東日本大震災後の2013年に朝日新聞出版から発刊された「こころ」という詩集に収められています。
この詩を読むたび、大切な人を失った人々の悲しみとそのあとの人生のことを想い、心が痛みます。同時に、「終わらないそのあと」の道を、被災された方々が悲しみを乗り越えて歩んでいくことを願い、その前途が開かれた「青くひろがる」未来であるよう 祈らずにはいられない気持ちになります。
東日本壇震災をはじめ熊本地震や能登地震で被災された方々にとって、そのあとの人生はどんな人生なのでしょうか。
世界のいろんな場所や地域で、さまざまな災害・事故そして戦争が起こり、そのために大切な人を失い、悲しむ人々がたくさんいます。そんな人々にとっても、そのあとに続くこれからの大切な人生があります。
フランクルが「夜と霧」の中で語っているように、「それでもそのあとに続く人生が、あなたを待っているのですから」
そんな思いを谷川さんはこの詩に込めていたのではないでしょうか。
詩の終わりに、「世界に そして ひとりひとりの心に」とあるのは、日本だけではなく悲しみの中に在る世界中のひとりひとりに心を向けてこの詩を書かれたのではないかと強く感じます。
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