あぽいち

温泉とヨガ、たまに心臓外科医

農・未来塾その2

2007-10-28 21:01:37 | Weblog
二日目の今日は参加者みんなで稲刈り体験の予定であったが、昨日の台風で田んぼは湖と化しており中止。
変わりに、自然農法の田んぼをやっているという参加者の田んぼをみんなで見学。
コタツでだらだらしながら、お昼にはみんなで持ちつき大会。
餅、7個も食べさせられ、ダウン。

思えば、昨日から食ってばかりで、動いていない
食べ過ぎてお腹がパンパン、そういえば3日ぐらいクソしてねー、
帰ってきたら、ウンコ出るわ出るわ、三回も行ってしまった。
三日分てかっ!

おかげで、ただでさえ弱いお尻の穴がキャー、出血!

最後はまたクソねたでごめんなさい。

農・未来塾

2007-10-28 20:53:42 | Weblog
昨日、今日と、お手伝いに行っている農家で、農・未来塾というイベントが行われた。
有機農業の未来について、いろいろな方々が集まって、講演をしたり意見交換をしたりする会であり、今年で8回目を迎えるとのこと。
台風の中、40人ぐらいの方々が集まりました。
参加者も様々で、僕みたいなド素人から、消費者の方々、ここで研修して就農した方々、オーガニックレストランの経営者、市役所の農林水産関係の方々、県会議員の方々など、みんな有機農業に携わっている人々である。

お話を聞いた中で興味深い団体があって
1つはグリーンという団体で、神奈川で障害者を対象に自給自足生活を行って障害者の自立を支援する活動を行っているとのこと。
もう1つは、三鷹にある「風のすみか」というパン屋さん、ここはニートやひきこもりといった方々を対象としたもので、自分たちで小麦を栽培して加工して店で販売していくことで、社会に入り、自立を支援するという団体である。
なんか、こういうのはちょっと気になるのである。

あとは消費者の方で、アレルギーで苦しんで西洋医学ではお手上げといわれていた方が、無農薬無添加の食事に変えたことで、劇的に改善されたと涙ながらに話されている方もいました。

この日は宿泊される方が10人ほどいまして、私も台風のなかバイクで帰る勇気は無いので泊まらせていただきました。
夜はみんなでNHKで先日放送された「ライスショック」というドキュメントのビデオをみた。
これまで、米の自由化の問題は他人事だと思っていたので、あまり関心はなかったのですが、この番組をみて日本はおかしな方向へ向かってしまっているということがわかりました。

世界では輸入物の自由化が進み、わが国でも消費者は、国産で無くても安くておいしければいい、という主義になってしまい、安全性については完全に忘れ去られてしまっていました。
最近になり、中国産の食物の危険性が取り上げられるようになって、食の安全性を意識するようになってきたかも知れませんが、
いまや食料自給率は最近40%を切ってしまい、スーパーへ行っても、国産のものを探すのが大変なぐらいという恐ろしい事態です。

主食である米に関しては、今のところ自給率は保たれているので、大丈夫だろうと思っていましたが、それでも、驚いたことは、価格競争によって、大手の給食メーカーやレストランチェーンではすでに中国産の米を使用しているところがあり、私達も知らず知らずのうちに中国産の米を口にしている可能性があるとのことでした。
また、これは聞いた話ですがスーパーで安売りしていた餅、原材料を見ると外国の餅粉となっていたとのことです。
どういうことかというと、米の輸入は今のところ規制が厳しく一部の米しか輸入されていませんが、米の加工品であれば輸入に規制はなくなるとのこと。
つまり粉にしていれば米ではないということだー。
同様にして外国で調理して冷凍してしまえば、OK、これもおそろしい。

まー、話をもどすと、今、中国では中国産のササニシキとかコシヒカリとかは日本のそれの3分の1ぐらいの値段で売られており、味も、悪くないらしい。
そして、これから米の自由化がドンドン進む、どういうことになるか想像は付くとは思うが、
中国産やアメリカ産の安い米が入ってきたら、今のままでは多くの国民は当然飛びつくと思う。
賢い人は手を出さないと思うが、それでも外食産業は価格競争のため輸入米を取り入れるだろうから、もう外では国産米は食べれなくなっちゃう。
そしてかわいそうなことにほとんどの日本の米農家はつぶれる。

ヨーロッパのワイン産業ではこれと同じことが起きているらしく、今どんどんワイン農家がつぶれているらしい。

どうする日本、これでいいのか。

主食を自給できなくなったら、戦争など起きた日には、食料攻めで一貫の終わり。
あー

地下足袋を履いた外科医

2007-10-28 19:31:26 | Weblog
野良仕事には、何故かツナギと地下足袋姿が似合うのである。

みんなが着ているので、影響されやすい正確の私も早速、モームセンターで購入。
ツナギは確かに汚れる作業には便利である、しかも意外と動きやすい、暑ければ上は脱いで腰に巻いておけるし、うーん納得。

地下足袋で田んぼに入ると、なんともいえない感触、地面の感触が直接伝わってきて気持ちいいし、親指が別になっているので、びみょーなバランスも取り易いのである。
バランスが要求される仕事にはうってつけである。
そこで思ったのだが、これは仕事だけではなく、スポーツにもきっと応用できるはずである。
僕は学生時代ヨットに乗っていたが、ヨットの上ではバランスが大変重要である。
でも、揺れまくるし、つるつっる滑るし、なかなかいいシューズというのは無かった。
当時、世界チャンピオンであったハイミッシュという外人は、裸足でのっていたが、推測するにヨットの上でバランスを取るのに素足が一番理にかなっていたのだろう。
かくゆう私も裸足でチャレンジしたことはあったが、ヨットの上は危険なのである、そっこー足の裏を切って断念。
でも、今思うと地下足袋なら素足に限りなく近いので、チョー安定しそうだし、びみょーな動きもできそうである。
きっと、ヒット間違いなしだと思うのだけれど、どっかのメーカーこのアイデア買ってくれないかな。
あとは、陸上系もいいんでないかなー、そういえばマラソンのアベベだって裸足だったし、踏ん張りが必要な種目もいけると思うんだがなー。
この感覚、地下足袋はいたことある人にしか伝わんねーだろうなー。


広い空

2007-10-28 19:29:34 | Weblog
農家に手伝いに行くと、畑や田んぼの移動は、軽トラックである。
しかも、みんなで荷台に乗っかりガタガタと揺られながら移動するのであるが、天気がいいと、これがなんとも気持ちいいのである。
米を収穫した時には、トラックの荷台いっぱいにモミの袋を積んで、その上にごろんとねっころがって移動するのが気持ちいいのである。
目の前には広い青空だけが見え、雲がゆっくりと流れていくのである。
あー、空ってこんなに広かったんだーと、みょ-に感動するのである。

みんなも一度、やってみてー
でも、公道では違反かな、いつもちょっとだけ走るけど、まー農家ですから、許して。

木立の中に引っ越したい

2007-10-28 18:51:24 | Weblog
研修医の頃、本屋で女優の高木美保さんのエッセイ「木立の中に引っ越しました」という本を見つけて読んだ覚えがある。
なぜ、その本を買ったかというと、単純に私が高木美保さんのファン?というのかなんと言うのか、よくありがちな、ちょっと理想のタイプって感じだったからだと思う。
なんで、若い女優さんがわざわざ山奥に引っ越したのか、ちょっと疑問に思ったからでもある。
仕事でのストレスを癒すための場として自然の中に引っ越して自給自足生活を始めたという内容だったが、当時の感想としては、へーぐらいにしか思っていなかったと思う。

現在、自分自身が、ストレスにやられ、同じように自然を求めていることから、その本のことを思い出して、再びネットで購入、続編も出ており、ついでに購入して先日、読んだ。
読んでみて、当時はあんまり意識しなかったが高木さんも仕事のストレスから、うつを患っていたようで、やはり自然を頼りに田舎暮らしを始めたようである。

本の中では、山の中で暮らし、田んぼや畑、その仲間から生きる力をもらい、自然というものに支えてもらって病から立ち直ったと書いている。
そういえば高木さん、一時期テレビにあんまり出ていなかったが、最近コメンテーターとやらで、テレビでもチョコチョコ見るようになった気がする。

私もそんな山の中で暮らせたらいいのになーと最近思う。
半農半医ってどうだろう?
東京にいたら、せいぜい頑張っても小さな庭かベランダで家庭菜園がいいとこだろう、広い庭となると土地高いからなー。

無医村とか行けば可能かもしれないが、そうすると心臓外科医は続けられないだろうし、まー、もうちょっと年食ったらセミリタイヤしてそういうのもいいかもしれないが、今はまだ、地域医療におさまるのはちょっとね。

そうすると、少し地方の病院で、山の中に住むのは無理としても、自分の畑とそのうち田んぼ、プラス少し木立なんてあったらいいんだけどなー。
野生動物とか鳥とかが家の周りに現れたりなんかするようなとこだと、最高なんだけどねー。
どっかに無いかなー。
まー、妄想は膨らむのだ