今日はボスが午前中は関連病院で手術なので、うちの入室は午後からなので、のんびりしています。
先日、珍しいというか、なんと言うか不思議な症例にであいました。
30年ぐらい前に開心術をやっていて、今回はそのまた再手術という事で、行ったのだが、開けてみたら、癒着もルーズで、なんと心臓にメスを入れた形跡がない。
いくら探しても無い、心臓を開けてみたがやはり、欠損孔を閉じた後も無い。
どういうことでしょう、前回の手術した病院から手術記事を取り寄せようとしましたが、病院自体もうなくなっていた。
胸を開けただけで何か、人工心肺でもトラブルがあって、その場で中止したのでしょうか、送血管や脱血管すら入れた形跡がありませんでした。
30年前といえば、開心術といったら、手術室から生きて帰ってこれるのは半分といわれていた時代です。
当時に手術を受けて、最近になり再手術となる方はちらほらいますが、そういった方のお話では、心臓外科の手術前の大部屋では、手術を終えて戻ってくるのは半分しかいなかったので、自分の番が来るのが恐ろしかったなんて話を聞いたことがあります。当時はほんとにそんなものだったのでしょう。
逆に考えると、何もしなかったおかげで、この方は死なずにすんだのかもしれませんね。
先日、珍しいというか、なんと言うか不思議な症例にであいました。
30年ぐらい前に開心術をやっていて、今回はそのまた再手術という事で、行ったのだが、開けてみたら、癒着もルーズで、なんと心臓にメスを入れた形跡がない。
いくら探しても無い、心臓を開けてみたがやはり、欠損孔を閉じた後も無い。
どういうことでしょう、前回の手術した病院から手術記事を取り寄せようとしましたが、病院自体もうなくなっていた。
胸を開けただけで何か、人工心肺でもトラブルがあって、その場で中止したのでしょうか、送血管や脱血管すら入れた形跡がありませんでした。
30年前といえば、開心術といったら、手術室から生きて帰ってこれるのは半分といわれていた時代です。
当時に手術を受けて、最近になり再手術となる方はちらほらいますが、そういった方のお話では、心臓外科の手術前の大部屋では、手術を終えて戻ってくるのは半分しかいなかったので、自分の番が来るのが恐ろしかったなんて話を聞いたことがあります。当時はほんとにそんなものだったのでしょう。
逆に考えると、何もしなかったおかげで、この方は死なずにすんだのかもしれませんね。