なめてはいけない

先ほどの緊急の足のバイパスの方は、昔に弁置換+CABGやっている方でして、抗血小板剤と抗凝固剤を山盛り飲んでいて、出血がなかなか苦労しまして、、、。血管は思ったよりいい、いつももっとひどい気がする。吻合や剥離が下手糞と言われてしまえば、それまでなのですが、とにかく末梢はなめると痛い目に合いますね。でも忘れた頃にしかやってこないので、ついついなめてしまうのである。

肺梗塞

今日はM弁形成一例で、問題なく終了しました。先月は緊急も多く３０例あり、いつも帰るの夜中になっていましたので、久しぶりに夕方に家に帰れるかと思っていましたが、甘かった。内科の先生から足のバイパスを頼まれました、昨日、PTA１０時間ｔｒｙしたようですが、透析さんでガチガチの石灰化でありまして、今日は足の色が悪いとのことで、急ぎでお願いしますとのことですので、２例目に入りましたが、１例目の終わりに、救急車で肺梗塞が運ばれてきまして、これはまさかと思いましたが、内科の先生が吸って溶かして、見事に成功、素晴らしい。
今日、整形の手術をした直後のことらしく、おそらく脂肪塞栓なのではないかとのこと。
かなりどかっと詰まっていたようですが、超急性でしたので、血栓溶解が効果ありです。やはり一日過ぎてしまうと溶かすのは難しいとのこと。診断した先生素晴らしい。やはり整形外科としては常に肺梗塞は頭の片隅にあるものなのでしょうか。
肺梗塞の手術は循環停止までもっていかなくてはいけないので、それなりに大変なのであります。