今週はMICSAVRから始まりました。ベテランの看護師さんが前立ちに入ってくれて、糸さばきもさることながら、先回りして、こちらのやりたいことを理解して動いてくれる、本当に感が良い、リズム良く気持ち良く進行して3時間で終了。
ここのところは、ここ数年、新人さんの機械出しが続いて、オペ中も物がなかなか出てこなくて待たされることばかりで、テンポ良く手術できることが少なくて、モヤモヤでした。
みんな徐々に成長はしてますが、
待つことに慣れてしまった自分がいます。
専門病院のように、何も言わずに次のものが出てくる環境が懐かしい。
まー、贅沢な話かな。
なかなか飲みニケーションも取る時間がないのもあり、色々と改善していくすべはあるとは思ってるが、悩ましいところであります。
毎症例、手術手順書を書いて渡してますが、これが押し付けなのか過保護なのか、自分で考える力がつかないのか、自由度がないのか。
いっそ、手順書無しで、毎回、オペ前に好きなように確認させる方が考えて覚えるのかもな。
今回も新しいこと2つ試しました。
一つはルートベント無し。これに向けてここ数回は大動脈の縫い方を変えて準備していたので問題無し。
もう一点は、開胸器無しで左手ポートを使用。鼠径開けるのに時間がかかっていたので、その待ち時間に、2箇所ほど試すが自由度が悪い、原因はわかっているのだが、今の主創の位置ではあまりメリットがないので、2ポートにするなど、また検討ですが、MICSAVRではMVPと違って、中途半端に内視鏡に頼っているので。それがいかんのだろうとわかってはいる。