はるみのちょっとTea-time

日々の暮らしのなかで感じたこと、市民運動のことなどわたしのことばで、つづります。

緊急のお願い!!

2008-01-22 | ジェンダー関連

2008年1月22日(火曜日)
【緊急のお願い】
つくばみらい市でDVの講演会が
中止されたというニュースです。

わたし自身、DVの相談窓口を
開設しようとがんばっている真っ最中に
おきたとんでもない出来事に
驚きと怒りがこみあげてきています。
 
わたしも抗議を呼びかける一人として
名前を連ねています。
ぜひみなさまのご賛同を
よろしくお願いします。

たんに、つくばみらい市だけの問題ではなく
男女共同参画推進にも
大きな影響をおよぼす問題です。

 ☆  ☆  ☆  ☆  ☆
抗議の署名をお願いします。

抗議文
つくばみらい市における平川和子さんの
講演会直前中止に抗議し、
改めて実施を求めます
 1/20につくばみらい市主催で
予定されていた平川和子 さん
(東京フェミニストセラピーセンター所長)
の「ドメス ティックバイオレンス(DV)」を
テーマにした男女共同参画講 演会
(タイトル「自分さえガマンすればいいの?
―DV被害実態 の理解と支援の実際」)が、
直前の1/16になって、市に よって中止を
決定されていたことが、毎日新聞ほか(注1)で
報道されました。報道によれば、1/16に
DV防止法に反 対する民間団体が、市役所前で
「数人が拡声器を使って抗議する 騒ぎ」を起こしたため、
市の担当者が「混乱を招く」(毎日新 聞1/18)
「市民に危険が及ぶ恐れがある」(産経新聞1/17)
と中止を決定したものです。
抗議した団体の代表(男性)は、
「市長直訴の抗議により、中止が正式に決定された」、
「少数が 巨大な行政を圧倒・屈服させた」と
発言されたと伝えられていま す(注2)。

 講師予定者の平川さんが直ちに市長宛に
送った抗議文によれ ば、市側の説明では
「西村と名乗る男性と他に数名の女性が、
役 所内に拡声器を持って押しかけ、
職員に対する誹謗中傷などを大 声でまくしたて、
講演会の中止を求めて詰めより、そのうえ講演 会の
当日には街宣活動を行うとの予告をしたため、
講演会の参加 者に危険が及ぶ恐れがあるとの判断のもと、
やむなく中止した」 とあります。
平川さんはこれを「講演会主催者と私に対する暴力 であり、
参加市民に対する暴力」にほかならないと認識してお り、
私たちも彼女の認識に全面的に同意します。

  改正DV防止法(2007年制定本年1月 11日施行)
によれば「主務大臣(法務大臣と厚生労働大臣)は
都 道府県又は市町村に対し、都道府県基本計画又は
市町村基本計画 の作成のために必要な助言
その他の援助を行うように努めなければならない」
(第2条の3、5項)とされています。
改正前にす でに茨城県が策定した
DV対策基本計画の関係文書によれば、
「県民 一人ひとりが「DVは許さない」といった
認識を強く持っていただく ことが、
何よりも大切なことです。
このため、県では、今後とも 学校や家庭、地域、
職場などにおいて、人権意識を高める教育や
男女平等の理念に基づく教育を促進していきます」
とあります。
つくばみらい市が計画していた講演会は、
まさに県が推進してい る「地域における
人権意識を高める教育」そのものといえます。
そのような事業が少数の暴力によって妨害されることを、
見過ご すわけにはいきません。

中止の報道に接してわたしたちは大きな衝撃を受け、
あって はならないことが起きたとふかく憂慮しています。
市の行事が少 数の人々の暴力的な行動によって
くつがえされたことそのものが 問題であるだけでなく、
DVという暴力に対する人権を守るための事 業が、
少数の人々の暴力によって実施不可能になるとすれば、
DV被 害者および支援者を暴力から守るべき責務を負う、
自治体の姿勢 に対する信頼もゆらがざるをえません。
このような暴挙がまかり とおるなら、
今後他の自治体においても、DV関連の事業が
いちじるしい不安にさらされるだけでなく、
講演や学習会等の啓発事業に ついても
「混乱をおそれて」自主規制する自治体が
続出しないと もかぎりません。

 このような暴力に対して、市がとるべき態度は、
きぜんとして これを退け、安全を確保したうえで、
予定通り事業を実施すること以外にありません。
市当局が、暴力に屈して出した今回の中止 決定を
すみやかに取り消し、あらためて日程を調整して、
平川さ んの講演会を実施することを、
わたしたちは心から求めます。
ま た平川さんおよび関係者の身辺の安全に
配慮することをも要望い たします。

(注1)
「DV防止法:反対団体の抗議で講演会中止 つくばみらい市」
@毎日新聞(1/18)
http://mainichi.jp/select/today/news/20080118k0000e040081000c.html
「抗議受け市の講演会中止に DV被害支援めぐり」
@MSN産経 (1/17)
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/080117/crm0801171225014-n1.htm
「DV防止法講演会 団体抗議で中止に つくばみらい」
@東京 新聞茨城版(1/18)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/ibaraki/20080118/
CK2008011802080348.html

(注2)
http://seaside-office.at.webry.info/200801/article_15.html
呼びかけ人(敬称略・50音順・08.01.21現在);
青山薫・赤石千衣子・麻鳥澄江・有村順子・石田邦子・
市場恵 子・伊田広行・伊藤公雄・稲邑恭子・井上輝子・
上野千鶴子・小 川真知子・戒能民江・木村涼子・熊田一雄・
黒岩秩子・小島妙 子・今大地はるみ・坂上香・早苗麻子・
佐藤明子・さとうもも よ・出納いずみ・鈴木隆文・鈴木ふみ・
土橋博子・角田由紀子・ 寺町知正・寺町みどり・内藤和美・
中原道子・中村彰・西野瑠美 子・丹羽雅代・沼崎一郎・
橋本育・長谷川京子・姫岡とし子・弘 田しずえ・福沢恵子・
フックス真理子・船橋邦子・細谷実・堀田 哲一郎・皆川満寿美・
三井富美代・米田佐代子

署名フォームへのリンクページ(ダイレクトリンク)
http://www.againstgfb.com/tsukubamirai_shomei.html
第1次〆切り 1/28
_____________________
コメント
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