夏の高校野球は、神奈川の慶應義塾高校が107年ぶりの優勝を飾って終了。もうそんな、秋が近い時期なのに、我らが阪神タイガースは、セントラルリーグのトップを独走中であり、マジック24が点滅中であります。
しかし、このような状況にも関わらず、古くからのタイガースファンは、至って『冷静』で『クール』なのであります。
すなわち、浮かれることは全くなく、常に他球団動向を注視、油断どころか、「常在戦場」の気持ちを忘れずに、冷静沈着といった佇まいを崩しません。なぜか⁉
なぜ、そんなにクールで居られるのか⁉
それは、まだ全く「優勝」を信じていないから!
我らが阪神タイガースは、2005年の優勝を最後に、その後の17年間、タイガースファンの期待を裏切り続けて参りました。ある時は、2位ジャイアンツに13.5ゲーム差をつけていながら、ラストで逆転優勝を許すなど、とにかく9月に入ると、あれよあれよという間に勢いを無くして失速するのが、お決まりの姿。
その情けない姿を見ながら、切ない悔し涙を流すのが、17年間も習慣づいているのがタイガースファンなのであります。マジック24くらいで、優勝なんて信じられるはずがありません。
恐らく、マジック10を切ったあたりでも半信半疑は続きます。マジックが3になったくらいで、いよいよ「今年は本当に優勝するかもしれない!」と、慌てて準備をすることになるでしょう。
そのくらい、疑い深いのがタイガースファンなのです。タイガースのシーズン終盤でのガス欠、と云うか、目も当てられない情けなさ、弱さを嘗めてはいけません。
17年間、いつもいつも、切ない幕切ればかりで、絶望の淵に立たされるのが常であったタイガースファン。そのタイガースファンの冷え切ったハートを溶かすには、まだまだ時間が掛かります。
マジック24? ふざけないでちょ! おととい来なはれ‼