金融マーケットと馬に関する説法話

普段は資産運用ビジネスに身を置きながら、週末は競馬に明け暮れる老紳士の説法話であります。

【有馬記念展望】 エフフォーリアとダブるトウショウボーイの雄姿!

2021-12-25 15:22:46 | 競馬

 明日の有馬記念は、『年度代表馬』決定戦と言える注目の一戦です。さて今年の年度代表馬は、3歳最強のエフフォーリアか、海外GⅠ3勝のラヴズオンリーユーか、あるいはグランプリ娘のクロノジェネシスかは、このレースの結果で決まります。

 

 まぁ、有馬記念のレース自体は、天皇賞秋でコントレイルとグランアレグリアというスーパー古馬を倒したエフフォーリアと、グランプリ4連覇を狙うスーパー牝馬クロノジェネシスの2頭の闘いというのが、自然な見方だと思います。

 特にエフフォーリアは、皐月賞が4馬身差の圧勝、ダービーは早仕掛けの隙を突かれてハナ差の2着というプロセスを見るにつけ、今から40年以上前の名馬ですが、トウショウボーイを彷彿させるものがあります。トウショウボーイは、皐月賞を5馬身差の圧勝、ダービーはクライムカイザーの出し抜けを喰らって2着。あの頃は、3歳牡馬には菊花賞しか路線がありませんでしたので、不向きな3000mに出て3着に。しかし、年末の有馬記念では、先行逃げ切りの堂々たる競馬で圧勝、2着のテンポイントとともに、古馬の一線級を蹴散らしました

 という訳で、エフフォーリアの頭固定で良いと、まずは結論したいところですが‥。

 敢えて心配点があるとすれば、今年は、パンサラッサが離し逃げを宣言しており、2番手にタイトルホルダー、その後ろにはウインキートスやアリストテレス、そして向こう正面からキセキがマクリ気味に前へ出ていくと予想されているので、とんでもないペースで、しかも淀みのないペースで、レースが流れると思われます。こうなると史上最悪の消耗戦になる可能性が高く、前々の位置から勝負すると思われるエフフォーリアにとっては、最後の直線で力尽きる‥という可能性もあり得るということ。2年前の有馬記念で、馬群に沈んだアーモンドアイを思い出して頂くと、イメージが湧くと思います。

 ちなみに、トウショウボーイの頃の有馬記念は、前半がスローで、後半の3ハロンでの差し脚勝負になることが多かった。しかも、芝が軽い野芝だったので、マイラーだったトウショウボーイでも、十分にこなせる2500mでした。

 さて、そんな消耗戦になれば、後方から進んでいくと思われるクロノジェネシスにはもってこいの展開に。また横山典騎手ならば、最後方から一発を狙うだろうシャドウディーヴァや、長く良い脚を使うアカイイト、またまた、中団からレース展開によって、いつでも仕掛け始めることができるディーブボンドなども面白くなります。

 

 エフフォーリアが、40年以上前のトウショウボーイの如く、その強さを日本中に見せつける有馬記念となるのか? あるいは、あっと驚くダイユウサクの時のような有馬記念になるのか? もう一晩、考えることに致します。


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【競馬】 中山大障害(JGⅠ)と阪神カップ(GⅡ)!

2021-12-25 07:44:02 | 競馬

 まずは暮れの名物レース、中山大障害。現在の障害チャンピオンのメイショウダッサイは怪我のため出走せず、しかも、レジェンドのオジュウチョウサンも完全復活には道半ばですので、何が勝ってもおかしくない状況

 そう思って、各馬の過去の成績を見てたら、それぞれ、とんでもない苦労の末、今の姿があることに気付きます。中山大障害って、そういうことも気づかせてくれるレースなんです。平地では未勝利のまま、あわや命の危険に晒されながら、飛越が上手いという理由で障害レース路線へ。その後、活躍して大スターとなった③オジュウチョウサンの話は有名ですね。

 一方、今回の人気馬④タガノエスプレッソは、2歳時にデイリー杯2歳Sを勝つなど、翌年のクラシック候補に列せられるエリートホースでした。しかし、クラシック路線ではあまり活躍できず、その後はダート路線へ。ダートでも目が出ずに、ようやく障害路線でスターダムへ復活。今回は、8歳にして、いよいよ頂点に立つかという舞台になります。外国産馬⑦アサクサゲンキも、2歳時には小倉2歳Sを勝った名スプリンターでした。しかし、その後の成績はパッとせず、障害転向から2年くらい経ってからようやく本格化、今回も穴人気の立場で参戦です。

 ということで、今回の本命は④タガノエスプレッソ対抗は⑦アサクサゲンキ馬券は、この2頭の馬連 ④⑦ワイド ④⑦

 2頭とも、勝たなくても良いから、ここまで来たら、とにかく無事に走り終えて下さい。

 そしてオジュウチョウサンも、無事に走り終えて、もう引退させてあげて下さい。ステイゴールドの貴重なスタミナ因子を伝える種牡馬になると思います。十分すぎるほど、頑張りました!!

 

 次は阪神カップ来年のマイルとスプリント路線を占う大事な一戦です。しかし、負担重量を見るとビックリ。この季節になると、3歳牡馬⑱ルークズネスト③ホウオウアマゾン56㎏で、強い古馬牝馬⑦ダノンファンタジー⑩サウンドキアラ55㎏。さらに非常に強い3歳牝馬⑰ソングライン54㎏とは!

 もう、明らかにセックスアローワンスが変であります。それでも、それがルールであるならば、逆らわずに、本命は54kgの⑰ソングラインを指名相手は55kgの⑦ダノンファンタジーと⑩サウンドキアラの2頭。

 馬券は、⑰ソングラインからの馬連2点 ⑰⇒⑦⑩ と、この3頭の三連複1点 ⑦⑩⑰


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