金融マーケットと馬に関する説法話

普段は資産運用ビジネスに身を置きながら、週末は競馬に明け暮れる老紳士の説法話であります。

【GⅠ回顧】 朝日杯FS・ターコイズS

2021-12-20 07:40:17 | 競馬

 まずは土曜日中山のターコイズS勝ったのは、4歳牝馬のキングズベスト産駒ミスニューヨーク。最後方追走から、4コーナーでは1番外を回して追込みました。ゴール前で、内から抜け出していたオルフェーヴル産駒アンドラステを豪快に差し切って1馬身1/4差で完勝。ミスニューヨークは嬉しい重賞初勝利

 前半の3ハロンが34秒3。いくら馬場状態が良い中山芝コースとは言え、逃げたイベリスが作ったハイペースは、前々から押し切ろうとした有力各馬には大変厳しい展開となりました。勝ったミスニューヨークは道中最後方ですし、2着のアンドラステ、3着のギルテッドミラーは、どちらも9番手、中団後方待機の位置取りでした。

 この展開を予想して、最後方に位置取りしたMデムーロ騎手の作戦勝ちだと思います。先週のサークルオブライフといい、Mデムーロ騎手、乗れていますね。

 

 そして2歳マイルGⅠ、朝日杯FS勝ったのは、ハーツクライ産駒ドゥデュース好スタートから中団待機を選択。比較的スムースな流れで脚を溜めながら、4コーナーでは外に持ち出して、馬場の外側の良好なコースを選んで、すぐ前にいた1番人気のダイワメジャー産駒セリフォスとの激しい叩き合いに。1/2馬身差抜け出したところがゴールドゥデュースはデビューから3連勝でGⅠ制覇。クラシック候補のトップに立ちました。距離延長もOKなので、皐月賞も楽しみ。また、武豊騎手は朝日杯初制覇で、これで、あとホープフルSを勝てば、JRAGⅠ全制覇が完成します。

 2着はセリフォス、3着には勝ち馬とほぼ同じ位置から追い込んできたロードカナロア産駒ダノンスコーピオンセリフォスは力を示しましたが、長い直線でのスピードの持続力で勝ち馬に劣後。ダノンスコーピオンは、仕掛けてからの反応の悪さで遅れた分の負け。距離が伸びてからは、ダノンスコーピオンが面白そうです。

 また4着には、出遅れて、馬場の悪い内側を差してきたモーリス産駒アルナシーム、5着には、最後方待機から追い込んできた2番人気のドレフォン産駒ジオグリフ。アルナシームは、やはりマイル以下のスピードレースが合っています。ジオグリフは、前半の速いペースに戸惑っていましたので、今はもう少し長い距離が合っています。とはいえ、血統的には先々はスピードレースにも対応できると思いますので、まだ、適性を決め切らない方が良いかと。


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