まずは中京の京都新聞杯。勝ったのは、キズナ産駒アスクワイルドモア。後方待機で脚を溜めます。同じく後方待機で脚を溜めていたエピファネイア産駒ヴェローナシチーが、3コーナー過ぎからマクリ気味に前に進出。直線では早めに先頭に立ちました。それを外からアスクワイルドモアが競りかけて、ゴール前まで激しい叩き合いになり、アスクワイルドモアが1/2馬身前に出たところがゴール。勝ちタイムは、2分9秒5のレコード。2着にヴェローナシチー、3着は最後方から追い込んできたスクリーンヒーロー産駒ボルドグワーシュ。
前半1000mが59秒0で、淀みないペースのままレーコード決着。勝ったアスクワイルドモアも、2着のヴェローナシチーも、スピードの持続力に長けた馬だと証明できました。このまま無事にダービーに出てくれば、この2頭は面白い存在だと思います。
次は新潟大賞典。勝ったのは、ロードカナロア産駒レッドガラン。5番手追走から、直線では馬場の中央を選択、先に抜け出したモズナガレボシを追いかけながら、スパートするタイミングを見計らいます。外からディープインパクト産駒カイザーバローズが追い込んできたので、ここでスパートをかけて、ゴール前50mで抜け出して勝利。勝ち時計は1分57秒7。レッドガランはトップハンデを物ともせず、中山金杯に続いて今年重賞2勝目。7歳で本格化しました。
惜しい2着はカイザーバローズ。ここからローカル競馬へ行けば、重賞勝利は近いと思います。3着のキズナ産駒ヤシャマルは、スピードの持続力が身上。この馬も2000m以上の重賞レースで穴を開けそう。
そしてGⅠ、NHKマイルC。勝ったのは、ロードカナロア産駒ダノンスコーピオン。好スタートから7番手の位置を選択。前はそれほど速いペースにはならず、前半3ハロンは34秒台。直線では、馬場の中央を選択してスパートするタイミングを計ります。残り200m付近で、逃げたトウシンマカオを交わして先頭に立って、大外からダイワメジャー産駒マテンロウオリオンが追い込んでくるのをクビ差だけ凌いで勝利。勝ちタイムは1分32秒3。
ダノンスコーピオンは、2歳時に萩S、3歳時には共同通信杯にも出走してクラシック路線との両睨みだったようですが、共同通信杯での敗戦から、当初の予定通り、マイル路線へ戻り、GⅠ制覇を成し遂げました。ぜひ安田記念にも挑戦してほしいと思います。なお、2着のマテンロウオリオンもマイル適性は高く、できればこの馬にも安田記念へ行って欲しい。
3着のカワキタレプリーの激走にはビックリ。今日は後方待機が上手くハマる日だったと思います。4着のセリフォスは、やや引っかかるところがあり、それがなければ勝ち負けだったと。シツコイですが、この馬にも安田記念に向かって欲しい。