金融マーケットと馬に関する説法話

普段は資産運用ビジネスに身を置きながら、週末は競馬に明け暮れる老紳士の説法話であります。

【重賞回顧】 七夕賞・プロキオンS

2022-07-11 06:18:09 | 競馬

 まずは小倉のプロキオンS勝ったのは、トゥザグローリー産駒ゲンパチルシファースタート後は、7番手追走で脚を溜める選択をします。先行勢がやりあって前半が速く流れたので、4コーナー手前から、マクリ気味に外を回っていきます。直線に入ると、ゲンパチルシファーは早め先頭に立って、さらにその外からエンパイヤメイカー産駒ヒストリーメイカーが同じくマクリ気味に追い込んできます。馬場の内側では、ゴールドアリュール産駒サクラアリュールが差してきますが、この両頭の追い上げを凌いで、1/2馬身差、1/2馬身差で勝利。勝ちタイムは1分43秒7。2着がヒストリーメイカー、3着にサクラアリュール。

 勝ったゲンパチルシファーは嬉しい重賞初勝利。前が速いと見るや、早めに仕掛けて先頭に立った川田将雅騎手の判断が勝因だったと思います。

 

 そして福島の七夕賞勝ったのは、ルーラシップ産駒エヒト好スタートから6番手追走を選択。逃げたロザムールの前半1000mは58秒5の淀みの無いペース。前が早めに潰れることを予想して、ベテラン田中勝春騎手は早めにマクリ気味に前に進出します直線に入ると、エヒトが馬場の中央から鮮やかに抜け出します。10番手から1番人気のキングカメハメハ産駒ヒートオンビートが猛然と追い込んできますが、これに2馬身1/2の差をつけて完勝。勝ちタイムは1分57秒8。3着も、同じくマクリ気味に追い込んできたルーラーシップ産駒アンティシペイト。

 勝ったエヒトは嬉しい重賞初勝利。鞍上の田中勝春騎手も3年ぶりの重賞勝利。エヒトの母ヒーラは、ディープインパクト産駒で400kgに満たない小さな馬でしたが、切れ味鋭い印象的な牝馬でした。あの小さなヒーラの子が重賞を勝つとは、お母さん孝行のエヒトに、少し感情移入してしまいました。


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