金融マーケットと馬に関する説法話

普段は資産運用ビジネスに身を置きながら、週末は競馬に明け暮れる老紳士の説法話であります。

【重賞回顧】 中京記念

2022-07-25 05:26:26 | 競馬

 小倉の中京記念勝ったのは、タートルボウル産駒の5歳牡馬ベレヌス好スタートから逃げを選択。内からベステンダンクも逃げる素振りを見せましたが、絶対に譲らない覚悟を見せて、そのまま先頭へ。前半1000mは59秒9のペース。今の小倉ではスローに上手く落とせたと言えます

 4コーナー手前から、中団にいた有力馬のディープインパクト産駒ファルコニアとミッキーアイル産駒シャーレイポピーがマクリ気味に外を回して前に進出、直線ではそのまま先頭に立つ勢いで迫ります。しかし、べレヌスは直線で二の足を使って、また抜け出します。そのまま後続に1/2馬身差をつけて勝利。勝ちタイムは1分45秒9。べレヌスは嬉しい重賞初勝利。西村淳騎手のファインプレー騎乗だったと思います。

 2着は、ほぼ最後方から追い込んできたハーツクライ産駒カテドラル。昨年に続いての2着。3着はべレヌスを追いかけた1番人気のファルコニア。重賞勝ちはお預けとなりました

 

 それにしても、ディープインパクト産駒の重賞制覇は、今年は4勝のみ。最後の勝ち星はポタジェの大阪杯ですが、それにしても勢いを失い過ぎ。昨年は23勝も重賞勝ちがあったのに、あまりに落ち込み過ぎであります。もう少し、自然に、ディープ産駒らしい鮮やかな差し脚を見届けておきたいと思うのは、私だけでしょうか。

 ディープインパクトの血は貴重な血脈です。引退が早ければ良いという訳ではありませんし、次の新種牡馬の成績を良く見せれば良いという訳でもありません。この偉大な血は、きちんと最後まで、大切にレースの場で昇華させていかなければいけないものだと思います。社台グループの皆さま、宜しくお願いしますね。

 小細工しなくても、セレクトセールの盛況は、まだまだ続きますから。


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