昨日は、奈良で衝撃的な蛮行が為されてしまいました。近代民主義国家の日本で、あんなことが発生するとは思いませんでした。
昭和初期に凶弾に倒れた濱口雄幸総理大臣、その直後の血盟団事件で暗殺された井上準之助と團琢磨、さらには五・一五事件で命を落とした犬養毅総理大臣など、一気に暗い世界へ堕ちていった、あの時代を思い起こしてしまいます。
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さて、明日は参議院選挙です。まずは投票に行きましょう。こんな時でも、まずは民主主義を守るためにも、投票はしないとね‥。
さて昨日は、東京地方区に出ている各政党の候補者について、勝手な見解を述べてしまいました。ところが、立憲民主党と共産党の候補者についてだけ、何も触れないままでしたので、それでは公平性に欠くということなので、今日は、少しだけ触れることにします。
まず日本共産党。候補者のＹ氏はまだ若いですが、すでに1期の経験があるようです。ただ、やはり政治家としての実績や情報があまりに少なすぎるので、バックにいる共産党の考え方で評価するしかありません。まぁ共産党は、むかしからブレていないので、そこは判りやすいです。自衛隊も違憲だと言っていますし、もし台湾有事についても、中国が八重山諸島周辺に軍事行動を起こすようなことを心配するより、現政権が防衛費を増やそうとすることが問題であると主張しています。
では、万が一でも、石垣島とか宮古島が中国に攻め込まれたら、日本共産党は島民に対して、どのように対処するつもりなのでしょうか。なすがまま、抵抗せずに投降するように指導するのでしょうか。でもね、そうなると、投降した島民のうち男子は、すぐに中国人民軍に徴兵されて、そのあとで沖縄本島を攻めるときには、上陸戦の先頭に島の男子が立たされて、中国人民軍の弾除けにされると思います。実際に、この間のウクライナ紛争でも、ロシアが東部のウクライナ人に対して同じことを強いていました。
だから、普通の日本人は、相手が攻めて来る前に十分な防衛準備が要ると思うのですが‥。それを不要と言うのは、中国・ロシア・北朝鮮などは、日本を攻めるような悪事はしないと信じており、それよりも日本政府が国防費を増やすことで悪事を働く可能性が高いと信じている、ということだと思います。日本政府よりも中国政府を信じている人は、この党を支持したら良いと思います。
次が立憲民主党。この党も、国民民主党と分かれてからは、ブレがなくなって分かりやすくなりました。自衛隊のことを違憲とまでは言っていませんが、台湾有事については、共産党とほぼ同じ考え方であります。
立憲民主党も共産党と同様、中国やロシアあるいは北朝鮮などの国が日本に攻め込むことはないと、先方の善意を信じるスタンスのまま。日本政府よりも、中国政府・ロシア政府・北朝鮮の体制の方を信じている人たち、と言っても過言ではないでしょう。旧社会党左派の時代から本当にブレていません。現在の日本政府よりも、習近平の中国政府やプーチンのロシア政府の方が信じられると考える人は、共産党だけでなく、立憲民主党も支持対象と考えて良いと思います。
ただし、東京地方区から立候補しているR女史。この方のルーツを考えると、台湾有事に関する考え方は、所属している立憲民主党とは異なり、台湾の自由と、沖縄堅守への想いは、保守陣営に近い思想をお持ちだと推測しております。
とか言っているうちに、ほら‥ また誰に投票して良いのか、迷ってしまう自分がおります。ウダウダ言わずに、まずは投票所に行く。そして、深く考えずに知らない人の名前を書いて投票する。そうやって、私の選挙はいつも終わるのです。
日本の選挙は、図式が単純に分かれ過ぎていて、あまり判断の余地がありません。国を信じる気持ちがあるうちは、保守側に投票することになりますし、国を信じる気持ちが全くなくなれば、本当は海外に移住したいところですが、お金に余裕がないので、日本共産党か立憲民主党に票を投じることになる。
今のところ、私は国を信じている方、すなわち前者なので、それに相応しい名前を書いて投票して参ります。
