金融マーケットと馬に関する説法話

普段は資産運用ビジネスに身を置きながら、週末は競馬に明け暮れる老紳士の説法話であります。

【宇宙の謎】 自然界の根幹の謎に取組む、東京大学の村上斉 特別教授!

2022-07-01 05:47:50 | 雑感

 ビジネス界では、さまざまな分野の勉強会が花盛りでありまして、先日は、東京大学の村上斉 特別教授のお話を聞く機会がありました。

 村上特別教授は、素粒子からダークマター、宇宙が急速に膨張している理由に至るまで、自然界の根幹に関わる謎の解明に取り組んでいる物理界の巨人でいらっしゃいます。

 

 ただし、さすがに話の内容は、途中から相当難しくなりました。宇宙の始まりが『ビッグバン』であり、それから宇宙の膨張が加速し続けている‥というところまでは良かったのですが、素粒子が形成される背景にはダークマターの存在があるとか、ダークマターが何かはまだ判っていないとか、観測できないほど遠い過去の事象、すなわちビッグバン前後の事象は、その時と同じ環境を作って再現して確認しているのだとか、もう、チンプンカンプン。

 

 途中からは、

「『ダークマター』といえば、確かファイナルファンタジーⅩで、99個集めると最強防具が手に入る奴だなぁ」とか、

「宇宙の拡張スピードが加速し続けているって言うけど、サイボーグ009が『加速装置』を使って追いかけたら追いつけるのだろうか?」とか、

ボ~と、下らないことばかり考えていたら、質問タイムとなって、司会者から質問をせよと指名されてしまいました。

 

そこで、

「宇宙はビッグバンで始まり拡張し続ける、と言うが、仏教圏の日本人の感覚からすると、安定性がなく普遍性を感じない世界。『拡張』があれば、『収縮』があって、それを繰り返す世界観の方が普遍的である。その世界観を前提とした宇宙研究を進めている学者はいないのか?」という質問をしました。

 

 村上先生からは、「大変良い質問。拡張⇒収縮⇒拡張、と宇宙が繰り返す説を唱えている学者もいる。ただし、現時点で宇宙から観測されているデータは『宇宙の果ては加速して遠ざかっている』というもの。今の有力説は、拡張し続ける方であります」との返答。

 

 一応、質問をする仕事が終わったので、そこからはまた『妄想タイム』に入りました。

 もし、突然に『収縮期』に入ったら、宇宙の物理法則は、今と真逆になってしまうのでは!?

 そうなると、人間の身体などは、裏と表が逆転してしまって、表面の肌が内側へ向いて、内臓や骨や筋肉と脳みそが外側に出てしまい、そのまま動けなくなって死んでいくのか。

 一方で、ミミズのような生き物は、裏と表が逆転しても、消化器系統が機能して生き残っていくのかもしれない‥などと、妄想を膨らましていきました。

 

 あ~あ、やっぱり、私は物理の世界には向いていないようです。


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