金融マーケットと馬に関する説法話

普段は資産運用ビジネスに身を置きながら、週末は競馬に明け暮れる老紳士の説法話であります。

【重賞回顧】 エプソムC・函館スプリントS

2023-06-12 06:02:16 | 競馬

 まずは電撃の函館スプリントS勝ったのは、ロードカナロア産駒の4歳牝馬キミワクイーン後方待機で脚を溜めます。逃げたリバーラの前半3ハロンのラップは33秒0と流れる展開に。直線に入るとまず、3番手からロードカナロア産駒ジュビリーヘッドが先頭に立ちますが、大外からキミワクイーンが猛然と追い込んできて、3/4馬身差をつけて快勝。良の勝ちタイムは1分8秒2。2着ジュビリーヘッドから1馬身1/4差の3着には、5番手から差してきたビックアーサー産駒トウシンマカオ。3歳牝馬ブトンドールは伸びきれずに5着

 勝ったキミワクイーンは、嬉しい重賞初勝利。洋芝適性を活かした見事な差し脚でした。2着のジュビリーヘッドも、流れるレースを前々から力で押し切る競馬をしており、重賞勝利は近いと思います。

 短距離路線の種牡馬争いにも注目。最近の種牡馬ビッグアーサーの勢いは素晴らしいですが、ここは種牡馬ロードカナロアがトップの地位を意地で譲らなかった形。当面の間、短距離路線は両種牡馬の争いが続きそう。

 

 そして府中のエプソムC勝ったのは、エピファネイア産駒の5歳牡馬ジャスティンカフェ最後方待機で脚を溜めます。逃げたショウナンマグマの前半1000mのラップは58秒2と流れる展開に。直線に入ると、2番手からジャスタウェイ産駒ルージュエヴァイユと、3番手からモーリス産駒マテンロウスカイの2頭が激しい競り合いで先頭に立ちます。そこに、大外からジャスティンカフェが襲い掛かり、鮮やかに差し切って1馬身1/4差をつけて勝利。稍重の勝ちタイムは1分45秒5。2着にはルージュエヴァイユ、クビ差の3着にマテンロウスカイ、さらにクビ差の4着には、後方から差してきたレクセランス

 勝ったジャスティンカフェは、念願の重賞初勝利。ここまで、毎日王冠2着、ダービー卿CT2着と惜しいレースが続いていましたが、ようやく重賞を勝ってGⅠ路線へ向かう資格を得ました2着ルージュエヴァイユ、3着マテンロウスカイも、明らかに追込み有利なレース展開の中で前々から粘り切りましたので、地力の高さを見せてくれました。この2頭も重賞勝利は近いと思います。

 

 


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