金融マーケットと馬に関する説法話

普段は資産運用ビジネスに身を置きながら、週末は競馬に明け暮れる老紳士の説法話であります。

【GⅠ回顧】 宝塚記念

2023-06-26 04:41:08 | 競馬

 上半期の総決算、宝塚記念

 

 勝ったのは、世界ランキング第1位、キタサンブラック産駒の4歳牡馬イクイノックス最後方待機で脚を溜めます。ジャスティンパレスをマークして、後ろの位置になった感じ。逃げたユニコーンライオンの前半1000mのラップは58秒9と、流れる展開で息が入らない厳しいペースに直線に入るとまず、4番手からアスクビクターモアが馬場の中央から先頭に立ちますが、大外を回してジュラルディーナとイクイノックスが抜け出してきます。外に出ようとして包まれたドリームジャーニー産駒スルーセブンシーズが馬場の中央を割って、イクイノックスに迫りますが、これをクビ差凌いでイクイノックスが勝ち切りました。良の勝ちタイムは2分11秒2。2着スルーセブンシーズから1馬身差の3着には、大外から差してきたジャスティンパレス、アタマ差の4着にはジュラルディーナ、1馬身差の5着には古豪ディープボンド

 勝ったイクイノックスは、阪神内回りの芝2200mを最後方から大外を回して差し切りました。まぁ常識外れの強さと言って良いでしょう。結果的には、後方待機の馬たちが上位を占めましたから展開も向いたとも言えますが、この展開を招いたのは、イクイノックスの強さとルメール騎手の手腕と言えるでしょう。秋はジャパンカップを第1目標にするようですが、やはり海外への挑戦を期待したい。恐らく、ディープインパクトやオルフェーヴルに匹敵するくらいのレベルの馬。世界を驚かせるパフォーマンスを見せることができるはず。

 あと2着のスルーセブンシーズも凄いレースをしてくれました。4コーナーで外へ出そうとした時、イクイノックスとジャスティンパレスに塞がれて出せませんでした。そのロスのあとに、馬場の中央を割って追い込んで、イクイノックスにクビ差まで迫りました。もし、最初から馬場の中央へ向かっていたら、イクイノックスを差し切ることも可能だったと思います。この馬が凱旋門賞へ向かうことになった時、大丈夫?と思いましたが、いやいやどうして、この馬ならば、やってくれるかもしれません。何と言っても、祖父のステイゴールドの血脈が強みとなるでしょう。大変楽しみであります。

 3着のジャスティンパレスも力を見せました。勝ったイクイノックスは、終始この馬をマークしてレースをしていました。ルメール騎手だからこそ、ジャスティンパレスの強さを警戒していたということ。最後は切れ味の差か。秋の巻き返しが楽しみです。4着のジュラルディーナも、早めに動いて、イクイノックスを負かしにいってのあわやの4着ですから立派です。5着のディープボンドは、先行馬の中で唯一の入着ですから、地力の高さを見せてくれました。

 

 


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