線状降水帯が西日本から関東甲信越を覆っており、心配な状況であります。被害がこれ以上広がらないことと、皆さんのご無事を祈念いたしております。
さて、オリンピックが終わり、函館競馬が終わると、秋競馬の香りがして参ります。秋競馬の香りとは、すなわち、秋のGⅠシリーズの開幕を知らせる香りであります。
まずは、今週の新潟の関屋記念には、秋の秋華賞で春の挽回を狙う、キズナ産駒のソングラインが出てきます。桜花賞での不利が無ければ、勝ち負けだったことは、次のNHKマイルCの走りで証明いたしました。得意のマイルで古馬を撃破できれば、阪神2000mの秋華賞、阪神マイルのマイルCSでの躍進も夢ではありません。
そして、来週の札幌記念には、桜花賞馬ソダシと、春の香港GⅠクイーンエリザベス2世Cを勝ったラヴズオンリーユーが出て参ります。ソダシにとっては、2000m以上の適性をあらためて確認する場でありますし、ラヴズオンリーユーにとっては、アメリカや香港GⅠへの挑戦を実行するか否かの試金石だと思います。
さらに、19日(木)に開催される英国のGⅠヨークシャーオークスには、ディープインパクト産駒の3歳牝馬スノーフォールが出走して参ります。スノーフォールは、今年の英愛オークスを制していますので、ここで古馬牝馬との闘いも制すれば、いよいよ10月の凱旋門賞では、大本命として、英ダービー馬のアダイヤー、仏ダービー馬のセントマークスバシリカ、昨年の英オークス馬ラヴとの、まさに雌雄を決する闘いに臨むことになります。
秋競馬の香り、これは、これから始まるGⅠの激闘を予感させる、何とも魅惑的な香りであります。秋競馬が待ち遠しい!