光毒性の作用を軽減するために、ベルガモットからフロクマリンを取り除いた精油があります
私は、これを使いません
理由は、フロクマリンだけを取り除くことは難しいと思うからです
必要な成分もこの除去の段階で取り除かれているように感じるからです
希釈するベジタブルオイルであるベースオイルも私は未精製を使うようにしています
理由は上記と同じ理由です
植物の中で不要な物質と感じているのは人間だけで、植物にとってはどの成分も必要なものです
ある成分がうまく作用するために別の成分があるのです
だから、
何も足さない、何も引かない
先日AEAJの季刊誌のなかの
「アロマテラピー学雑誌」の内容を見ると、ここにフロクマリンに関しての記述がありました
AEAJ会員の方、ちょんと目を通していますか?
以前はかなり専門的で敬遠していましたが、今回のタイトルをご紹介します
興味を引かれる項目がいくつかありました
α-ピネン,リモネンによる唄覚刺激がコンピュータ作業時の生理応答に与える影響
マカダミアナッツオイルを使用したアロマテラピーの影響
一メタボリックシンドローム予備軍へのアプローチー
皮膚バリア機能,メラニン産生抑制,肌弾力に対する精油の効果検討
カモミール・ローマンのコラーゲン合成促進作用
香料成分の皮層透過性に及ぼす基材の影響
d-リモネンおよびd-リモネンを含む精油の保存によるリモネンオキサイド生成と抗カンジダ活性の増加
妊産婦におけるアロマ吸入によるストレス軽減効果の検討

この中で興味を惹かれたのが
「d-リモネンおcミびd-リモネンを含む精油の保存によるリモネンオキサイド生成と抗カンジダ活性の増加」
柑橘系は劣化(酸化しやすい)と言われていますが、主要な成分リモネン、その中でもd-リモネンは抗酸化物質なのです
この効果を持続してくれる成分、
皮肉なことにこのフロクマリンが酸化抑制に寄与している、ということでした
オレンジ精油よりグレープフルーツ精油の方がフロクマリン量がおおいので、酸化が抑制されているのだそうです
大量に使わなければ、神経質になることもないように個人的には感じます
シミもいわば、代謝が落ちて沈着するということなので、免疫機能のバランスと代謝機能改善に目を向けて植物の恵を100%いただくことにしましょう




最近、ブログがアロマテラピーから遠ざかっているように感じている方もいるかもしれませんが、焼きたてのパンのあの香りも「アロマ」、森林浴も言わばまるごとアロマなのです

香気はすべてaromatherapyなのでした



