今日NHKである自閉症の青年東田直樹さんのストーリーが紹介されました
自閉症は様々な言葉を介してコミュニケーションが困難な知的障害の総称です
でもこの青年は不思議な手法で言葉を私たちと同じように発することができるのです
まだごく小さかった頃に文字に対しての執着心をご両親が気づき、文字を瞬時に書き写すことを知ります
そして、お母さんの手書きのアルファベットのキーボードを指でなぞりながら、会話をするのです
時に、スラスラと
自閉症に関しての概念を覆す映像でした
さらに、キーボードを通して感情や物語もごく普通にできるのです
彼は文字に対しての認知に特化していたため、コミュニケーションが成立しています
数字や図形に特化した自閉症の人達は言葉として表現できないだけのことなのだと思いました
彼は率直にご両親のことも言葉や文字にしています
自分のために犠牲になっているのでは?と
そして、みんなの刺すような視線が嫌いだ、とも
自閉症の研究をされている医師にあったとき、医師がMRIを撮りたいと提案した時も
「それで、治せるのですか?」と手書きキーボードを打ちながら、声を発して質問します
医師が「これでは治療することはできないが、脳の状態を観察して、病を治すヒントを見つけたい」と率直に答えます
彼は「お役に立つなら」と答えました
彼が書いた本は、イギリスに住む作家によって英語に翻訳されました
作家には自閉症の息子さんがいます
そして彼は「息子さんも自分と同じようにご両親のことを思っている」と
豊かな言葉を私たちは操っているように思えても、心が通じ合う相手はごくわずかしかいないものです
障害とは何なのか、コミュニケーションとは何なのか
改めて考えさせられる番組でした
NHK(番組紹介)
君が僕の息子について教えてくれたこと
本の紹介
自閉症の僕が跳びはねる理由