ブログ訪問
ありがとうございます
香り工房"結"
アロマセラピスト
体質改善アドバイザーの
加藤です
あの日、締め切りの仕事をしていたとき
フロア中のスマホから、
けたたましくアラーム音が聞こえ
｢地震です！｣と
それからしばらくすると
いきなり激しい激しい揺れが
始まりました
みんなが呆然としてるなか
｢早く机の下に入って！｣と叫びました
そして、長い揺れの中
携帯には福島、宮城で強い地震が発生したと表示がありました
机の下に潜りながら、
福島の友人にショートメールで安否確認をしました
幸い、30分後に返信が友人からあり
無事だとわかりました
それから、こちら職場では帰宅指示
でも、電車はどれも止まっていました
道路はどうせ渋滞だろうと
仕事を再開しました
他の人は車通勤も多く、
次々に帰って行きました
足の手術をして１年が過ぎたころでした
徒歩で帰るとすれば
色々考えて、最寄りの電車の駅まで歩いてみよう
と徒歩で目指しました
約１時間かけて、到着
疲労でふくらはぎがパンパンになりました
家に徒歩で帰るなんて、無理
まだまだ電車が再開される
雰囲気でもなく、
路線バスも運休になっていました
と、考えホテルにいくことにしました
ホテルのロビー、
廊下は公共の道路と同じ扱い
途中、コンビニによって充電電池と
思いましたが
見事にコーナーが空っぽ
ミスドにより、
ドーナッツを購入しました
ホテルのロビーの奥には
大きなモニターがあり、
東北地方の映像が目には入りました
20名ほど、避難者がいました
連れだってタクシーで帰る人たちもいました
そこに映る映像が何なのか
始めはわからずにいたのですが
それが川を遡る津波だったのです
その映像は今も脳裏に写し出されます
決して忘れることはありません
不思議と空腹を感じないまま
2時間ほど過ぎた頃
ホテルの方が
｢相模鉄道はまもなく運転再開するそうです｣
と知らせてくれました
路線が短いことやトンネルなどもないことから再開が早かったのだと思います
駅に着くと、すぐに再開１番列車が発車しました
徐行しながらも、無事家路につくことができました
我が家では幸い、
何もものが落ちていませんでした
その後のことは全く覚えていません
週明け、職場にいったら
地震直後、サーバーがダウンして
データが保存されていなかったことを聞かされました
福島の友人は家に車で帰宅し、
我が家に到着して、全く部屋の様子がかわりなかったそうで
｢まるで、部屋がどうかしました？！｣と言ってるみたいだった
とそのときのことを話してくれました
その後は、昼夜を問わず大小の余震が続き、友人は睡眠薬を飲まないと眠れなかった時期がありました
地震直後は食料や水も避難所でしか受け取れなかったため、体の不調がありながらも、避難所に行っていた宮城の従兄家族
避難所では中には入れず車中にいたため、体調をくずし、回復しないまま、翌年に旅立った従兄
子供の頃に従兄弟に連れられ、
泳いだ太平洋の海
｢あそこは津波対策の防波堤が建って、あの景色はもう見れないんだ｣と寂しそうに聞かせてくれました
あの日は雪が降っていた東北
その後、ガソリンもなくなり、暖房用の灯油なども枯渇
停電
太平洋沿いの鉄道や道路が壊滅だったため、日本海沿いの鉄道を連携してオイルが運ばれてきたことも話してくれました
そのときの鉄道関係者は
会社や車両仕様の違いを乗り越えて
団結して知恵を出しあった、と
NHKラジオの｢鉄旅、音旅出発進行｣で
そのときの様子を解説してくれました
私たちは誰一人として
一人では生きていけません
常に見えぬ誰かの手助けによって生かされている
そう感じます
安心できる日本の大地は
どこもありません
常にどこかで
地震や自然災害の危機にさらされています
だから、今に感謝して大事に生きていかなければいけないと感じます
全ての出会いに感謝して
まだ今年の桜の木はつぼみです
今年はこれが見れそうにありません
