香りと食でカラダを幸せにする芳香/料理愛好家

"香りと食でカラダを幸せにする芳香/料理愛好家"

加藤サキ子

精油 イランイラン 化学成分

2014-05-27 21:27:32 | 成分のはなし
イランイラン

甘くエキゾチックな温かい香り

イランイラン Cananga odorata
バンレイシ科 抽出部位:花  香りのレベル:トップ~ベース

とても強い香りなのでごく少量を使用、直接瓶から香る場合もゆっくりと少しずつ吸入する

ゲルマクレンD(セキステルペン炭化水素)効果:有害昆虫忌避
リナロール(モノテルペンアルコール)効果:鎮静、血圧降下、抗不安
安息香酸メチル(エステル類)効果:鎮痙攣、鎮静、鎮痛、抗炎症
酢酸ベンジル(エステル類)効果:鎮痙攣、鎮静、鎮痛、抗炎症
ゲラニオール(モノテルペンアルコール)効果:鎮痛、興奮、収斂、抗不安、皮膚弾力回復

ゲルマクレンDを含む精油 :クラリーセージ、ジュニパー、ミルラ(没薬)
リナロールを含む精油 :スイートオレンジ、ゼラニウム、ネロリ、ベルガモット、メリッサ、ラベンダー、レモン
ゲラニオールを含む精油 :ゼラニウム、ネロリ、メリッサ(レモンバーム)、レモングラス、ローズAbs.、ローズオットー
酢酸ベンジルを含む精油 :ジャスミンAbs.
安息香酸メチル含む精油 :多くの花の精油には含まれています

安息香酸メチル、酢酸ベンジルはイランイランの特徴的芳香成分です

成分を眺めていると共通の成分を含む精油がいますね
イランイランを持っていなくても代用として使える精油が見えてきます
ブレンドするときは、爪楊枝で少量取ってほのかな芳香を楽しむのがbetterです
私は心にモヤモヤと不安になったとき、これを瓶から直接吸入します
しばらくするとさっきまでの不安な気持ちが解消された、という経験を何度もしています
私の心のレスキューアロマです

単に一つの精油を見るのではなく、共通の成分を持つ精油を使用することで
ブレンド効果がより高まり、相乗効果を発揮することができます

はこちら aromadeyui@mail.goo.ne.jp




公園ランチ

2014-05-19 05:52:25 | 日記
手作り弁当を持って、公園でランチ
天候も快晴、ちょっと風が冷たかったですが、う小鳥たちのさえずりを聞きながらの新緑を抜ける風は体にも心にもいいですね
写真は「イロハモミジ」の花が咲いていました
ピンクの可愛い花

家族連れの姿がいっぱい

のんびり休日を満喫しました~



特別な精油 ゼラニウム ティートリー プチグレン

2014-05-17 01:08:04 | 植物の恵み
アロマテラピーを知ってから今年で10年になります
私にとって特別な精油、ゼラニウム、ティートリー、プチグレン

ゼラニウムは初めて買った精油
バラと共通する成分を多くもち、肌にも老廃物の排出にも良い精油です

ティートリーは子供の頃から悩まされた偏頭痛から解放してくれた精油、そして花粉症からの解放もしてくれました

がんを患った叔父の看病をしていたとき、叔父がなくなった直後から、激しい咳に悩まされました
叔父が川崎公害で喘息を患っていたのが、乗り移った感じだったのです

約1ヶ月真夜中になると激しい咳に襲われ、喉から血が出るほどの炎症があった頃、プチグレンが気管支炎によいことを知り、就寝時に枕元にティッシュに滴下して置いていたら、咳から解放されたばかりか、冬には加湿器、空気清浄器がかかせなかったのに、全く必要としないほどに免疫と交感神経のバランスが取れたのです

とてもスペシャルな精油「プチグレン」

こちらはオレンジのプチグレン、プチグレンはオレンジ、マンダリンなどの柑橘系の葉から抽出した精油です
とてもジューシーで心も開放してくれます
肌にもとても良いです

エッセンシャルオイルのボトル表示に関して

2014-05-14 22:08:43 | 地球からの贈り物
ドテラ社 のエッセンシャルオイルはなぜ摂取できるものがあるのでしょうか

ボトルにはドテラ社 独自の品質基準CPTGの印字と「食品添加物」の印字があります
*こちらはレモンのボトルです*


ボトルの底には未開封品質期限とLot.Noが印字されています


はこちら aromadeyui@mail.goo.ne.jp



何も足さない 何も引かない

2014-05-14 00:23:53 | 植物の恵み
光毒性の作用を軽減するために、ベルガモットからフロクマリンを取り除いた精油があります
私は、これを使いません
理由は、フロクマリンだけを取り除くことは難しいと思うからです
必要な成分もこの除去の段階で取り除かれているように感じるからです
希釈するベジタブルオイルであるベースオイルも私は未精製を使うようにしています
理由は上記と同じ理由です

植物の中で不要な物質と感じているのは人間だけで、植物にとってはどの成分も必要なものです
ある成分がうまく作用するために別の成分があるのです

だから、何も足さない、何も引かない

先日AEAJの季刊誌のなかの「アロマテラピー学雑誌」の内容を見ると、ここにフロクマリンに関しての記述がありました
AEAJ会員の方、ちょんと目を通していますか?
以前はかなり専門的で敬遠していましたが、今回のタイトルをご紹介します
興味を引かれる項目がいくつかありました

α-ピネン,リモネンによる唄覚刺激がコンピュータ作業時の生理応答に与える影響

マカダミアナッツオイルを使用したアロマテラピーの影響
一メタボリックシンドローム予備軍へのアプローチー

皮膚バリア機能,メラニン産生抑制,肌弾力に対する精油の効果検討

カモミール・ローマンのコラーゲン合成促進作用

香料成分の皮層透過性に及ぼす基材の影響

d-リモネンおよびd-リモネンを含む精油の保存によるリモネンオキサイド生成と抗カンジダ活性の増加

妊産婦におけるアロマ吸入によるストレス軽減効果の検討



この中で興味を惹かれたのが「d-リモネンおcミびd-リモネンを含む精油の保存によるリモネンオキサイド生成と抗カンジダ活性の増加」
柑橘系は劣化(酸化しやすい)と言われていますが、主要な成分リモネン、その中でもd-リモネンは抗酸化物質なのです
この効果を持続してくれる成分、皮肉なことにこのフロクマリンが酸化抑制に寄与している、ということでした
オレンジ精油よりグレープフルーツ精油の方がフロクマリン量がおおいので、酸化が抑制されているのだそうです

大量に使わなければ、神経質になることもないように個人的には感じます
シミもいわば、代謝が落ちて沈着するということなので、免疫機能のバランスと代謝機能改善に目を向けて植物の恵を100%いただくことにしましょう



最近、ブログがアロマテラピーから遠ざかっているように感じている方もいるかもしれませんが、焼きたてのパンのあの香りも「アロマ」、森林浴も言わばまるごとアロマなのです
香気はすべてaromatherapyなのでした