アートインプレッション

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ブダペスト国立工芸美術館名品展 『ジャポニスムからアール・ヌーヴォーへ』 出品作品のご紹介⑧

2020-04-21 10:40:31 | ブダペスト国立工芸美術館名品展『ジャポニスムからアール・ヌーヴォーへ』出品作品

ブダペスト国立工芸美術館名品展

『ジャポニスムからアール・ヌーヴォーへ』

出展作品のご紹介⑧

 

ルイス・カンフォート・ティファニー「植物文栓付香水瓶( 化粧セットの一部 )」1913年頃 ブダペスト国立工芸美術館蔵

 

 

こんにちは。
本日は皆様にお知らせがございます。
福島県立美術館にて開催中のブダペスト国立工芸美術館名品展『ジャポニスムからアール・ヌーヴォーへ』は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、4月19日(日)〜5月6日(水)の間、休止いたします。日程は変更になる可能性がございます。最新の情報は福島県立美術館の公式ホームページをご確認ください。
→https://art-museum.fcs.ed.jp
 
1日も早くこの事態が終息し、平穏な生活を取り戻せるよう心から願っております。
 
 
弊社ブログでは引き続き、本展に出展している作品紹介を行います!
このブログが皆様にとって、楽しみの1つになりましたら幸いです
 
今回はルイス・カンフォート・ティファニー「植物文栓付香水瓶(化粧セットの一部 )」をご紹介いたします

その前に、この作品を作ったルイス・カンフォート・ティファニーについてご紹介します

■ルイス・カンフォート・ティファニー

私たちもよく知っている世界的に有名な宝飾品および銀製品のブランド「ティファニー」の創業者の息子。

アメリカの宝飾デザイナー、ガラス工芸家、インテリアデザイナー、アール・ヌーヴォー様式を代表する国際的な作家として活躍しました。

特に、玉虫色のラスター彩のガラス器で国際的な名声を得ています

 

ルイス・カンフォート・ティファニーの作品は作品紹介第1弾でもご紹介しています

まだご覧になられていない方は、こちらの作品紹介ブログもよろしければご覧ください

→ルイス・カンフォート・ティファニー「孔雀文花器」

 

金色に光り輝くエレガントな形をした香水瓶

魅力的な輝きとデザインに心惹かれてしまいます

 

この作品は植物がモチーフになっており、器表には小さなハート型をした葉や茎、蔓が表現されています

容器の表面を覆う金色のコーティングと植物モチーフがもつ輝きのコントラストが美しいですよね

そこで、今日はこの容器の表面の輝きはどのように生み出されたのかシェアしていこうと思います!

輝きの秘密は、ファブリルガラスという技法に隠されています

 

この技法は、ルイス・カンフォート・ティファニーが1894年に特許を取得した技法で、

金属酸化物と塩化銀を混ぜてガラスを成形し、その表面に金属酸化物を吹き付ける
ことで、人工的に虹彩を作り出す技法です。

(ファブリルとは手づくりを意味する古い英語に由来しています。)

金属的な光沢のあるガラスに関しては、ルイス・カンフォート・ティファニーよりも早く、1860年代にハンガリー人の発明家であるレオー・ヴァレンティン・パントチェクが発明していました。

しかし、金属的な虹色の光に煌めく比類のない美しさと華やかさを備えた装飾の世界は、ティファニーによって完成されたと言われています

 

次のブログでも素敵な作品をご紹介いたします。

どうぞお楽しみに

 

福島県立美術館

〒960-8003
福島市森合字西養山1番地
Tel.024-531-5511

開館時間

9:30-17:00(最終入館は16 : 30まで)

休館日

月曜日(ただし5/4(月)は開館)

観覧料 

 <一般>

1,300円(当日) /1,100円(前売り・20名以上の団体)

<大学生・専門学校生>

1,100円(当日) /900円(前売り・20名以上の団体)

<小中高生>

650円(当日) /500円(前売り・20名以上の団体)

交通アクセス (JR福島駅東口より)

●電車
福島交通飯坂線→「美術館図書館前駅」下車(徒歩2分)

●バス

9番バス乗り場より、福島交通ももりん2コース→「県立美術館入口」下車(徒歩3分)

詳しくは福島交通ホームページをご覧ください(外部ページへリンクします)


●タクシー
約5分

本展覧会は今後石川、山口、東京に巡回する予定です

展覧会詳細HPはこちらをチェック→

その他の展覧会情報につきましては、アートインプレッションHPにて随時更新しております



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