☆フェアリーベルの暖輪室☆・・・♪京都風日和♪

時空のキラメキのなかで、感性を研ぎ澄ませ、
吹く風のままに・・・ちょっと不思議な話も・・・ 

ラ・ネージュ夢一夜

2009-06-09 12:10:10 | 夢話

友人Yさんのスペース白亜のホール
京都・伏見の「ラ・ネージュ」で
久し振りのコンサートが開かれた。
世界でもおそらく唯一つだろうと言われる
「箏」と「オーボエ」のジュオ。
今日の箏は13弦、福原左和子さんと
オーボエは京響の元首席奏者の呉山平カンさん。
 
オープニングはお馴染みの「春の海」から。
オーボエの響きはやはり素晴らしく
ラ・ネージュにいっぱいに響く。
面白い取り合わせだが箏の音色や表現と
オーボエが見事にマッチしている。
今日は日本の作曲家の作品がほとんど。
 
福原さんのために作られたばかりらしい
肥後一郎作曲の「手事四綴」。
まだ仕上げ途中ということだったが
とても面白い作品でまた聞いてみたい。

福原さんの演奏を聴くのは5回目か。
フルートや尺八などなど聞くたびに
ジュオの楽器が違っっている。
いろいろなジャンルの音楽家とコラボされていて
以前購入したC・Dは香港のギター奏者ユージン・パオとのもので
とても楽しいものだった。
  
「風のうた」等の沢井忠夫作品や
これで今年3回目となる「川のほとりの子守唄」
当日も見えていた千秋次郎さんの作品等々。
気持ちに沁みる演奏を目の前で味わうことができた。
 
<音楽のシャワーを浴び><音楽家を身近に体感する>
ことができる空間「ラ・ネージュ」。
それも「亭主」Yさんの審美を通過した上質の、、、。
日本を代表するような演奏者も
観客を目の前にしての真剣勝負の場となる。
もっと多くの人に体験して欲しい
させてあげたい気がする。

今日のもう一つの成果は「オーボエ」という楽器について
少し分かったこと。
もともと中東生まれでフランスで楽器として完成したそうだ。
音色はずっと前からとてもとても好きだったが
あんなに扱いが大変な楽器とは知らなかった。
コンサートの間も細心の注意が必要で
一瞬たりとも気が抜けない感じ。
リードの扱いが大変で音を出すしくみも
とてもこまやかな感じ。
そんな思いの中からあの素晴らしい音色が生まれる。
 
優しい音色につつまれて
「ラ・ネージュ」での音楽夢一夜が更けていった。
                                       
 
コメント (2)
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