福島県立大野病院の事件に関連し、医療界は閉鎖的だとか学閥の壁があるなどと、批判する記事を目にします。これは以前からしばしば云われていたことですので驚きませんが、一つ助詞が間違っているように思います。医療界も、が正確な表現でしょう。小さなことのようですが、事実を誤認させ、問題を他人事にしてしまう表現です。きちんとしたデータを持ち合わせませんが、職種別集団の中で医療界が突出して閉鎖的で学閥の壁が高いとは云えないと思います。
専門性の高い職種では、どうしても専門用語が使われ、多少世間とは異なった習慣もありますので、実際以上に閉鎖的に映ると思われます。学閥もありますが、権勢拡大的な動きは少しづつ減っているのではないでしょうか。
閉鎖性や閥は人間の社会や生物としての属性に関わる事柄で、簡単に解消できるものではありません。そこには当然光と陰の部分があり、陰だけを取り上げ、短絡的に駄目と糾弾すれば、専門的で細かいけれども重要なさまざまな手続きや特性が吹っ飛んでしまい、機能が削がれてしまいます。面倒でもきめ細かく実証的で建設的な論調をマスコミにお願いする所以です。
町医者である私には医療界は閉鎖的でなく開けています。当院の患者さんは私を通して開かれた医療に接することができます。それは大切な町医者の仕事の一つです。
町医者レベルでは学閥はほとんど感じません。「先生は・・だからスキーがお上手でしょう」。「いやー、それがその」。とか半畳を入れたりはします。大学よりもむしろ地元の中学高校の先輩後輩の方が物を言う感じです。
親しくして頂いている先生方の出身大学はさまざまで、友人は結局気が合うか合わないかで決まってゆきます。当たり前のことですが。
専門性の高い職種では、どうしても専門用語が使われ、多少世間とは異なった習慣もありますので、実際以上に閉鎖的に映ると思われます。学閥もありますが、権勢拡大的な動きは少しづつ減っているのではないでしょうか。
閉鎖性や閥は人間の社会や生物としての属性に関わる事柄で、簡単に解消できるものではありません。そこには当然光と陰の部分があり、陰だけを取り上げ、短絡的に駄目と糾弾すれば、専門的で細かいけれども重要なさまざまな手続きや特性が吹っ飛んでしまい、機能が削がれてしまいます。面倒でもきめ細かく実証的で建設的な論調をマスコミにお願いする所以です。
町医者である私には医療界は閉鎖的でなく開けています。当院の患者さんは私を通して開かれた医療に接することができます。それは大切な町医者の仕事の一つです。
町医者レベルでは学閥はほとんど感じません。「先生は・・だからスキーがお上手でしょう」。「いやー、それがその」。とか半畳を入れたりはします。大学よりもむしろ地元の中学高校の先輩後輩の方が物を言う感じです。
親しくして頂いている先生方の出身大学はさまざまで、友人は結局気が合うか合わないかで決まってゆきます。当たり前のことですが。