駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

ダブリンの街角

2012年05月12日 | 

 アイルランドの色は緑とされている。僅かに青みがかったトルコグリーンを街のあちこちで見かけた。アイルランド人自身も緑を自分たちを象徴する色と思っているようだ。由来はセントパトリックと関係があるらしいが詳しいことは知らない。

 ダブリンはヨーロッパの西の端にあって、今はさほどではないが嘗ては栄えた商都であった。やや小ぶりながら都会の雰囲気を持った街で、灰色と緑そして赤の配色で港町らしい洒落たたたずまいを見せていた。

 朝早くの散歩での写真、日本の三月くらいの光景の感じがすると思う。実際に気温は7,8度で肌寒く五月とは思えない。尤もこれが普通らしく、ホテルで部屋が寒いと言ったら怪訝な顔をしながら、黙ってヒーターの入れ方を教えてくれた。

 昼間は十四、五度だと思うが、素足でサンダル履きの女性が闊歩していた。日本人とは身体のつくりが違う、女性も女性的な曲線ながら頑丈なのだ。背を伸ばしすたすたと早足で歩いて行く。中には青いリンゴを齧りながら風を切ってゆく女豹さながらも居た。残念ながら美人は少ないので余計に寒そうには見えない。

  出稼ぎで他地域から流入してきた人や旅行者も混じっていたようなので概ねの印象だが、アイリッシュは肌が白く紛れない白人顔だが金髪碧眼は少ない。男には大男も多い。

コメント (2)
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