昨日は朝方ちょっと涼しく照らず降らずで過ごしやすい一日だった。問題患者さんも受診されず、七十名と平均よりわずかに多い患者数で、仕事の方も順調で月に三日あるかどうかの好日だった。
先日、台湾総統に民進党の蔡英文氏が就任した。中国との距離の取り方が注目されている。とりあえずは付かず離れずで様子見だろう。まあ、しかし中国寄りの馬英九氏とは異なる路線を取るのは間違いない。余計なことだが外見(ハンサム)で女性票を集めた?馬英九氏とは対照的に失礼ながら外見では男性票を集められない蔡英文氏の支持には政策支持の要素が強いと見ている。
一体、蔡英文氏がどれほどの実力の持ち主かはまだわからないが、賢い人なのは間違いなさそうだ。ただ賢いだけではズル賢い人には勝てないので、これからを注目したい。日本の外務省はちゃんと読んで良い手を打てるだろうか?。論評する資格はないが賢さでもズル賢さでも今一歩に見える。
世界ではサッチャーさん以降メルケルさん、スーチーさん、ミセスクリントン?と女性の傑出したリーダーが出てきている。蔡英文氏がこれに続くかどうか不明だが、可能性はありそうだ。フェミニストの主張は廃れてきているようだが、男女は同権でも同質ではない。優しい、細かい、丁寧、献身的といった資質がリーダーにも求められる時代なのかもしれない。
当然次のアメリカ大統領はクリントンと思っていたが、トランプの目もありそうで、大丈夫だろうかと懸念している。選ばれてもイスラムメキシコ排除、外駐米軍費用全額負担など実際にはできない、今は不満層の歓心を買うために暴言を吐いているだけという見方もあるようだが、果たしてそうだろうか。トランプの目的は第一は自分が大統領になることなので、悪魔になけなしの良心を売ることも厭わない人物だということに気付く必要がある。国民には手の内を隠す政治家の本心を見抜くことが求められている。
尤も人間には予想できないことを楽しむ期待する天邪鬼の性質もあるので、どうなるかはわからない。日本を飛び越えてトランプと金正恩が握手するなどという悪夢もゼロではなさそうだ。