曇天は嬉しくないが、涼しいのは助かる。汗ばまないで医院に辿り着けた。
今回の参議院選挙の意味は大きいはずだが、一向に盛り上がらないと報道されている。一体何が争点なら投票率が上がるのだろうか。いや争点などではもはや盛り上がることはなさそうだ。有体に言えばもう選挙が盛り上がることは十年なさそうに見える。実際には政治で世の中が変わるのに、政治では世の中が変わらない誰がやっても大差がない、俺には私には関係ないという人が有権者の半数を占めている?。
そうして、悪口の言い合いが選挙を制するかに見える?。悪口名人トリオと言えばトランプ、橋下、安倍の三巨頭だろう。自分への批判を相手の悪口で切り返す、お見事なのだろうか。はなはだ疑問だが、受けるという点では極めて優れた戦術だ。理屈を言うすかした野郎を罵倒して留飲を下げる、確かに気持ちいいかもしれない。
それでも何だかおかしいと思う人は居るはずだ。私もその一人で、あとで後悔しても始まらない、他人の不幸は蜜の味ばかりでは糖尿病になるのが落ちだと危惧する。
じゃあお前はどうするには、孔子の言葉、学而不思則罔、思而不学則殆を返したい。まどろっこしいかもしれないが、物事は一言で黒白と言い切れるほど単純ではない。間違いや失敗から学び、粘り強く再挑戦をしないと、墓穴が待っている。匍匐漸進に如くはない?。