駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

アレルギーが緩和している

2016年07月01日 | 政治経済

       

 7月の声を聞いたせいか、今日も曇りだが昨日より蒸し暑い。どうも曇っていて蒸し暑いのはかなわん、どうせ蒸し暑いなら青空の方がいい。

 半世紀前に比べたら、いろいろなアレルギーを持つ人が増えた。それには清潔すぎる環境が影響しているという説がある。つまり成長段階で不潔なものや異物に接触しなかったためにいろいろなアレルゲン(アレルギーのもとになる物質)に過敏な児童生徒に育ってしまったという訳だ。専門家ではないが、かなり信憑性が高いと思う。抗菌グッズの行き過ぎも、将来に禍根を残しそうだ。

 食物や花粉などのアレルギーには脱感作という治療法がある。これはアレルギーのもとになる物質を、最初極めて微量与え、それから徐々に与える量を増やしてゆくという手法で、しばしば有効である。

 どのように共産党アレルギーが薄らいだかは知らない、何か研究があるのだろうか。安倍首相世代にはまだ赤などと言って共産党に対するアレルギーを持つ人が多かった。それを利用して?わざわざ民共連合などと表現していたが、意図に反して共産党に対するアレルギーが減っており、期待したほどアレルギー反応が起きないので、別の戦術を考え始めているようだ。

 十代の有権者がどのような現代史を学んでいるのか知らないが、共産党アレルギーはなさそうだ。志位という名字の人は志位さんしか知らないが、もう耳に馴染んだ。恵まれない貧困層の味方にしては最近福々しくなっておられるが、それも共産党アレルギー緩和に一役買っているかもしれない。失礼ながら人相性格的には岡田さんの方が昔の共産党的なイメージの感じがする。生真面目まともな岡田さんの一般受けが悪いのは見ていて気の毒な感じがする。

 果たしてどの程度の人が岡田さんの安倍さんへの公開質問状を読んだだろうか、例によって都合が悪いことには答えないのが安倍式のようで、生真面目打者渾身の一振りは空を切っている。

コメント
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