駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

組み合わせの妙

2019年12月04日 | 小験

             


 師走になり急に本格的な冬の天候になった。冷たい風が頬をなでる。朝は手袋が欲しい。

 桜を見る会の攻防が未だ続いているようだ。攻防といっても事実に関してではなく、要するに安倍的安倍式に味方をする人達と嘘で誤魔化すのは許せないと糾弾する人達の鬩ぎ合いで、内閣が嘘をついているのはみんな知っているのだ。黙っている人達は、どう思っているのかよく分からない。

 昨夜は職場に置いていたコンピュータのメイルを自宅のコンピュータに移そうとして四苦八苦していた。出来るときは簡単でも不具合があると何処に間違いがあるのか見付けるのは結構難しい。出来るとその時使った資料を捨ててしまう悪い癖があるので移設に苦労した。これも出来てしまうとなーんだという僅か一カ所の間違いなのだが、果たして二三年後もこの間違いを憶えていられるだろうか、残念ながら無理なのだ。記録に残して置こうという気になれない。我ながら悪い癖というか性格で、細かいことをきちんとやるのが苦手なのだ。大掴み大雑把は得意で、所々小さいミスをするが仕事は早く、ええもう出来たのと驚かれることが多かった。細かいことをきちんとやる人物とコンビを組むと仕事がうまくゆく。そういう人と組むと、時々衝突するけれども良い仕事が出来た。大切なことはどちらにも寛容の精神がないと駄目なことで、相手を厳しく咎めては組み合わせが壊れてしまう。こんど共同診療をする医師は細かいことをきちんとやる性格の上に寛容な人で、最高の人物に巡り会えたと幸運に感謝している。

コメント
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