駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

重要なのは重症患者数

2021年05月27日 | 医療
          

 新型コロナの病勢を判断するのには重症患者数が一番信頼できる指標だ。陽性患者数は検査数検査対象で左右されるので、組み合わせて正確正直に公表されないと指標としての信頼性が低下する。
 死亡数も重症患者数と共に病勢の正確な指標となり得る。勿論、重症患者数も死亡数も新型コロナの変異や治療薬により多少変化するので鵜呑みにはできないが、陽性患者数よりも信頼性が高いと見ている。
 なぜか新型コロナ対応に政治が絡んでいるので、科学的な報道が**感で歪められ、正確な評価が難しくなっているのに注意しなければならない。
 管首相は四月初め頃から突然新型コロナワクチン接種に躍起になり始め、なぜか七月末までに高齢者接種を終わらせようと猫も杓子も狩り出してワクチンを打とうとしている。一つの目標に執心して脅してでも実行するのが首相の得意技かもしれないが、それは首相の仕事ではないと申し上げたい。一つの目標に邁進するのは部下の仕事、首相は全体を見渡して得意の言い訳にお使いになる総合的俯瞰的に判断するのが役割、首相が一つに目標にこだわり走り出すと間違いが起きる。いや既に起きている。
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