西山朋佳女流三冠は残念ながら昨日行われたプロ棋士編入試験に合格できなかった。囲碁と違い将棋では女性のプロ棋士は居ない。女性のプロ棋士は女流プロで男性プロ棋士よりも低い基準で認められている。プロ棋士になるには奨励会で三段まで昇段して、その三段で半年毎に行われるリーグ戦で二位以内の好成績を収めなければならない。しかも二十五歳までという年齢制限がある。
西山女流三冠は数年前奨励会の三段まで昇段し、リーグ戦であと一歩の好成績を収めた過去があるので実力はプロ棋士とほとんど差はなく、編入試験に合格する可能性は十分あったのだが夢は叶わなかった。
やはり緊張があったのか指し手が伸びず、いくつかのチャンスを逃して押し切られてしまった。いかにも残念だ。