今年の師走は暖かいと書いたら昨夜は結構冷え込んだ。天気予報を見てから書けばよかった。まあしかし、冬は寒い方が冬らしくていい。北国では暖はもてなしと聞く。暖かい汁物が身体が温まり一層美味しく感じられる。
最近は携帯無しでは生活できなくなった。後期高齢者でもお持ちの方が増えた。五十歳否六十歳以下では必需品で四十歳以下ではそれこそ財布並みに大切なものになっているのではないか。後期高齢者の私でも忘れると取りに帰るくらいだ。人間の記憶というのはまだらで望洋としており重大なことや感激したことは鮮明に憶えていても、携帯電話の普及していない三十年前の日常生活がどんなだったか意外に憶えていない。携帯電話は便利で生活を大きく変えたが、一体何がどのようにとなるととても一言では表現できない。ラジオ、テレビ、パソコン、携帯と電子通信が世界を変えた。世界をというより人間を変えたと言った方がよいかもしれない。その拡散力は恐るべきもので、知恵よりも愚かさの拡散の方が大きいように感じられる。
電子通信による人間と人間社会の変化方面には優れた学者が居ない?ようで研究も不十分なのではないか。
2001年宇宙の旅で放り上げられていたのはちょっと大きめではあるが携帯電話だったと思う。