駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

人間はコンピュータと違う

2010年01月23日 | 政治経済
 コンピュータは今のところ文章を理解できても行間を読むことはできない。勿論、文脈から隠れた意図を察することはできない。
 社員食堂で受付の佳子さんが大盛りカレーを額に汗して頬張る施設科の三郎君に「カレーがお好きなんですね」。とニッコリした時、「はい、そうです」。とコンピュータは答えるが三郎君はちょっと違う答えをするかも知れない。
 最近は新聞の見出しを見て何新聞か直ぐ分かるようになった。それだけ露骨になった。以前はちょっと考えないとわからなかった。言外に意味を含ませるまでもないということらしい。しかるに、自分たちが活用してきた言外の暗示法を相手が使えばけしからんと騒いでいる。メディアリテラシイを身に付けなければならない所以だ。
 国民は物事の軽重を推し量ることができるかという鼎の軽重を問われている。
 「お前の母ちゃんデベソ」。と囃し立てる悪ガキに泣かず「ノープロブレム」と歩んで行きたい。
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