私のコンピュータ扱い能力は平均的で、得意とは言えない。神は細部に宿ると思うのだが、私自身の神は大筋に宿っているようで、微細なことは苦手だ。学生時代にはよくお前やり方は合っているのに答えが一桁違うぞとか、記号を選ぶのにお前は答えをそのまま書いてあるなどと教師に注意された。そのせいか暗証番号やパスワードの管理に苦労している。
コンピューターというのは気の遠くなるような煩雑な手続きを一つ一つ間違えずに瞬時にやっているわけで、操作はさほどでなくても信号の道筋は複雑且つ迂遠で人間がそれを追随するのは不可能だ。第一人間の神経を走る信号は確か秒速何十mの単位で、とても導線を走る電気信号には敵わない。それでも優れた物理学者はコンピュータに負けない速さで答え(但し概数)を導き出したりするから(見通しと端折る能力が優れている)脳はまさに智慧の塊なわけだ。
しかし、人間の脳の優れた思考法を取り入れて、将棋などはアマチュアに勝つソフトが出て来ており、 いづれ否既にコンピューターはかなりの分野で脳力を越えている。こんな雑文を、私に代わって、我が医院のコンピューターが書くようになれば、代診も出来るようになっているだろう。変わらなければ生き残れないのは政治家だけでなく、すべての人間で、三十年を一世代とする進化の速度では、何百年と生き残れるか甚だ心許ない。
なんだか最初に書こうと思ったことから大分脱線して尻切れトンボになってしまった。こういう芸当はコンピューターに出来まい?
たとえば、50-7=が43、にならず36という風になってしまうと。
答えから7をもう一回引いてしまうというようなことをしてしまうらしいです。
>なんだか最初に書こうと思ったことから大分脱線して尻切れトンボになってしまった。
というのも山口氏と同じく、ひどく人間らしくて愉快な話です。
人間的なら宜しいのですが、脱線と尻切れトンボは認知症の微かな前兆でもあります。
何時の日かinconnuさんにブログをそろそろと引導を渡して頂くことになるかも知れません。
好き勝手に書き込んで、後からタイトルを付けるのは、脱線尻切れトンボにはなりませんか?。
認知賞は頂くが認知症からは逃れたい。