台風七号は勢力が多少弱まって近畿に上陸した模様だが、当地は曇っているが雨もなく風も殆んど吹いていない。蝉の声が小さく聞こえている。新幹線運休など十分な備えがあるようで被害が大きくないことを願っている。例年八月十五日には夏らしい日差しが見られるのだが、今年は厚い雲に覆われどこか物悲しく重苦しい。
いつもは見ない地デジで昨夜は草刈正雄のファミリーヒストリーを見た。戦死と聞かされていた米兵の父親が十年前までノースキャロライナで生きていたことをNHKのスタッフが見出した。長年心に引っかかっていた謎が解けたという思いか、草刈さんはしばらく言葉が出なかった。複雑な思いを抱きながら草刈さんは見知らぬ親族の居るノースキャロライナへ向かった。
草刈さんの思いがけぬファミリヒストリーから戦争の一断面を伝えられた。