会合の連絡というのは最短でも二か月前でないと、たとえ暇そうな高齢者でも日程の調整が難しく感じる。市内ならともかく東京、京都、大阪の会合に三週間前の連絡ではたとえその日が空いていても急な気がしてしまう。前後の調整や心の準備というものがある。市内でも、友人と会って食事するくらいなら都合を付けるけれども、公的な会合だとなんだもっと早く教えろと感じる。公的な会合では、開催する方は当然そうしたことは承知で普通二、三か月前には出欠の連絡がある。
心の準備と書いたが、意外にこれは重要な気がする。スピーチをするとかいう準備の必要がなくても、なんというか久しぶりの先輩後輩に会うとか、趣味の会の忘年会とか、日程の都合だけでなくどういうものか数週間の間があった方が心待ちにでき楽しく出席しやすい。その日暮らしのような高齢者でも、先にちょっと楽しい予定があると生活に張りと潤いが生まれるのだ。