下北半島92山+

1/25000地形図に表示されている下北半島内の(ヤブ)山、92山+αを紹介しようと思いますが、いつになったら終わるか。

060黒滝山

2014-04-14 08:30:13 | 92山

小ヤブ覚悟でスノーシューを持って行ったが、取り付き斜面や於法岳や向の山の様子を見て車に置いて行くことにした。
出だしからの急斜面を登りきり南尾根端で小休止。
ヤブの邪魔になるストックをここに置く。
ここからは尾根をはずさない限り迷うことはないが、念のためコンパスをあわせ出発。
1ピークを過ぎ、右側の沢の源頭部上でコンパスを振りなおす。
ヤブの第2ピークを過ぎれば、ここからはほぼ一定方向、締まった雪も出てきたので歩きやすい。



Kurotaki1_2
(尾根沿いに雪が残っている)



Kurotaki2
(たまにはこんなヤブのあるが、長続きしない)




残雪を拾うように歩く。
標高300mを越えると残雪が多くなり、ホッとする。
第3ピークから標高差100mを上りきると第4ピークとなる。
ようやく山頂が見えてきた。
第4ピークからはあっけなく山頂となり、先週の朝比奈平らのこともあるので、山頂と思しきところから100mほど歩く。
何処までも歩いて行きたい景色だ。



Kurotaki3
(山頂の気持ちの良い広場)




帰りは山頂から西へ降り、名由林道を目指そうと思ったが、ストックを置いてきたのを思い出し、往路を素直に帰ることにした。
何気なく歩いていると、枝尾根に入りそうになる。
途中、あまりの空腹に昼食を取る。
風はあったが春の穏やかな日差を受けのんびりできた。
ストックを回収した後の最後の急斜面にてこずり、登りとほぼ同じ時間が掛かってしまった。
このときだけは、スパイク地下足袋のありがたさを痛感した。

前回は丸山沢の枝沢から登頂し、帰りにクロスズメバチに刺された。
藪はたいしたことがなかったと思うが、残雪期の山は快適で良い。



Kurotaki
(ログ)


下北の雪山大詰め

2014-04-12 08:33:43 | 雑記

毎年この時期になると、雪の融け具合が気になる。
冬季通行止めの道路が4/25に解除になる。
大作山や朝比奈岳はこれを狙って、行くことになる。
雪が少ない年は、スキーを履いたまま藪こぎをしたこともある。
去年から、恐山街道の除雪が早くなり、4/18になったので、まず最初に朝比奈岳だ。


Img_1344
(円山~朝比奈岳の鞍部から円山を望む)


朝比奈峠から円山~朝比奈岳の鞍部へ登り、その日の気分や時間により、朝比奈か円山かを決める。
次の週はカモシカラインの冬季閉鎖が解除されるので、大作山を目指さす。
佐井村とむつ市の行政界を歩くのだが、たおやかで広い尾根は何度歩いても素晴らしい。



Img_4353
(雪が多かった年でも4月末はこのような状態だ)



大作が終わると連休を八甲田で過ごす。
今年は連休中に結婚式があるので、八甲田は、5/5-6の一泊だけだ。
その後、鳥海山へ行って、スキー納めとなる予定。


ヤブ中の白骨遺体

2014-04-09 08:07:13 | 雑記

新潟県新発田市で白骨化した遺体が発見された。
どうやら、昨年11月から行方不明となっていた若い女性と判明したらしい。

ヤブや人気のないところを歩いていて一番怖いのが人間や人間に関するものだ。
はなっから人はいないと決めつけて行動しているのだから、出会った時には驚く。
先日の朝比奈平でも、人の声が聞こえて「ドキリ」とした。
風で木が揺れ、摩擦で起きた音だったが、動物の鳴き声に聞こえることもある。

発見したのが死体なら「ドキリ」じゃすまない。
茫然自失でしばらく動けないのじゃないか。

だいぶ前に見た、激ヤブの中での長靴片方はどう理解したらいいのだろう。
わざわざ山奥まで捨てに来るわけがないし、履いてきたものを置き忘れるわけもない。
穴が開いたからと・・・・こんなところに予備の靴を持ってくるわけがない。
狐が里から持ち帰ったか。
あまりいい気持ちはしない。


Fox


カーナビその後

2014-04-08 08:32:08 | 雑記

4月の4日と7日、カーナビを使い八戸へ行ってきた。
カーナビは直感的に操作できる。
目的地も簡単に設定でき、この辺はOKだ。
ルート案内は「口コミ」通り、「近い」より「大きな道路-国道」を優先しているようで物足りないが、選んでいる道路がマニアック過ぎるのだろう。
4日は仕事で始めて行く場所だったが、全く問題なし。
7日は半年に一度通っている、八戸の病院だ。


地元の病院に行かないのは、どうしても信頼が出来ないことと、時間がかかることだ。
八戸の病院は検査から診察まで、流れるようにスムーズに行われ、無駄な時間が殆ど無い。
朝早く家を出れば、午後から仕事ができる。
こちらの病院では同じボリュームの検査や診断では一日かかってしまう。


病院へは、あちこち路地を走ってみたが、国道に戻るよう戻るようにリルートしてくる。
当然といえば当然のような気がする。
ラジオやオーディオは文句なし。
まっ、満足だ。



Hatinohe
(この病院を選んだ理由は、階上岳の帰りに「ずいぶん近代的な病院だ」と思ったのもある。経過観察で通っているだけなので、中身は良くわからない)


084朝比奈平

2014-04-08 08:01:47 | 92山

4月6日、朝比奈平に行ってきた。
三度目となる。

最初の試みは、冷水峠から尾根上の行政界を通ってのロングコースを試したのだが、あまりのヤブで午前中で敗退決定。
昼飯を食って「こんな日もある・・・・」っとしょぼくれて帰った。


二度目は二又集落からさらに1.5km上流、今泉川右又上流から点線道路をめざし、簡単に到達した。あまりのあっけなさに、帰りは産廃処分場の右尾根から処分場を見て帰った。

今回は三度目である。
二度目の反対側、太平洋側からの挑戦だ。
計画段階から、高低差がない割りに地形が入組んでいて、現場で現在位置を確認できるか心配だった。
距離も往復
12kmとヤブでてこずった場合、途中敗退もありうる。

12時までの行動で引き返すと決めて、スタートラインの小田野沢林道基点に向かう。
前に下見したときよりだいぶ雪が解けれいる。
やはりスノーシューで正解だ。
数年前に買ったスノーシューだが、まったく使うことなく前回の蒲野沢山がデビュー戦だった。



Atlas
(たしか弘前のモンベルで購入したはず)



身支度を整え、いざ出発・・・・・ストックがない。
忘れた。
っま、良いか、で歩き出した。
スノーシューをはいても
510cm沈む。
足にずしりと負担がかなり掛かる。



Img_2139
(結構沈む)




どうも輪カンらしいだいぶ古いトレースがあるが、途中で消えた。
次にスキーのトレースが現れた。
これも古い。
林道が二又になり、左が風力発電へ向かう。
右は勾配がきつくなるが、まだ車が通れる幅と勾配だ。
小屋が見え、牧場が広がる。



Img_2141
(牧場の端にある小屋)




ここで地図を広げ、コンパスを合わせたのだが、なぜかまったく違う方向へ歩き出した。
無意識に牧場のど真ん中に向かったのだ。
ようやく我に返って目指す尾根に乗ったが、覚悟していたとはいえ、広くてなだらかで、本当に目的の尾根に乗ったのか自信が持てない。
信じて進む以外にないが、何度も止まってはコンパスを回したが、ム~・・・。
257mのピークできちっと地形を確認できて、ほっとする。
しかしここから先も、なんだかなア~・・・状態で、方向を変えるタイミングが難しい。
時間も
12時近い。
現在位置が思っている場所なら山頂までは
30分くらいだろう。
ここで決断だが、やはりここまで着たら帰るわけには行かない。
確信を持って向きを変えた。
とにかく後
30分歩いてだめなら帰れば良い。
ここからは作業道らしき道路が出てきて、道なりに歩く。
道がわかりにくくなってきたが、そのまま突っ切って山頂だ。
だいぶ疲れたので、少し休憩し、コーヒーを沸かして飲む。
テルモスも忘れていた。



Img_2148
(正確にはここから100m程むこうが山頂だが行っていない)




甘いコーヒーをゆっくりと飲んで出発だ。
帰りは自分のトレースを辿ればいいだけなので気が楽だが、足は重くなる一方だ。
山スキーとはまったく違う筋肉を使っているようだ。
牧場小屋を過ぎ、林道へ出てからは、体ごと足を振り出すようにして、ようやく歩いている状態になってしまった。
ここにきてストックがないのが響いてきている。
雪は腐ってきて、ますます沈む。
登ったときよりも雪解けが進み、道路の砕石が見え出したので、スノーシューを脱ぐ。
天国かと思うほど足が軽くなった。
最大で膝位までのラッセルもあるが、そのまま歩き通した。

心地よい疲れに充実感を感じながら、車に装備を詰め込む。
このコースの適期は
3月中旬から下旬でスキーを履いたほうがベストのようだ。




01
(よく見ると最後の100mが届いていない)