下北半島92山+

1/25000地形図に表示されている下北半島内の(ヤブ)山、92山+αを紹介しようと思いますが、いつになったら終わるか。

035朝比奈岳

2014-04-21 09:08:13 | 92山

一度も偵察に行っていなかったので、雪の状態が心配だったが、出だしからたっぷりの雪で快調にスタート。
無風快晴、絶好の山日和だ。
少し暑い位か。
このコースを歩くのは
5度目くらいになる。
朝比奈林道を歩き続けてもいいのだが、スノーモービルに邪魔される可能性があるので、早めに外れて尾根に取り付く。



Asahina01
(立枯の尾根)




H624Pで何気なく(結局180°違う方向へ行った)頭の中で思っていた方向とまったく逆方向へ進んだ。
ふと、右手に見えるはずの朝比奈岳が左手に見えて気が付く。
頭の中が混乱している。
結局
H624Pに上り返してコンパスを確認。
前回の朝比奈平といい、訳の分からない行動が時にある。
急坂尾根をショートカットせずにきっちり尾根まで登り、全体を見渡す。
ここからは雪庇の張り出した狭い尾根をひたすら登るだけだ。



Asahina02
(カモシカの糞 今日は10箇所位見た)




崩壊やクラックに注意をしながらひたすら登る。
宇曾利山湖や釜臥、遠くに燧岳が見え、疲れを癒してくれる。



Asahina04
(ようやく朝比奈岳までの稜線が見えてきた)




日が昇りだいぶ雪が腐ってきた。
急斜面のトラバースは雪が崩れて苦労する。
昔、山頂には木彫りの山名板があったが今はない。
木の枝に板が掛かっているので、見てみると「分水嶺縦走 徒登行山岳会」とある。
縦走・・・・ここから円山~大尽~釜臥と縦走したのだろうか。
無雪期だと相当な苦労を強いられる。
会のホームページを見たら確かに分水嶺縦走を継続している人が居るようだ。
後で問い合わせてみよう。



Asahina03
(山頂にあった「分水嶺縦走 徒登行山岳会」)



帰りは雪のおかげで、快適に滑り降りた。
ノートラの斜面に滑り降りるのは気持ちが良い。
急坂尾根を過ぎると、登りも出てくるがシールを付け直すこともなく、立ち枯れの尾根端までたどり着いた。
ここにきてスノーモービルの音が聞こえ出した。
林道へ出ると、新しいスノーモービルの跡がくっきりと残っている。
1台だ。
どうやら峠周辺を周回しているようだ。
最後の雪を求めて彼らも大変だ。
って、この辺はモービル禁止区域ではなかったか。
戻ってきたモービルが、私を見るなりUターンしたのはそのためか。
罪の意識が少しはあるようだ。



Asahina05
(ログ H624Pでウロウロ)