小ヤブ覚悟でスノーシューを持って行ったが、取り付き斜面や於法岳や向の山の様子を見て車に置いて行くことにした。
出だしからの急斜面を登りきり南尾根端で小休止。
ヤブの邪魔になるストックをここに置く。
ここからは尾根をはずさない限り迷うことはないが、念のためコンパスをあわせ出発。
第1ピークを過ぎ、右側の沢の源頭部上でコンパスを振りなおす。
ヤブの第2ピークを過ぎれば、ここからはほぼ一定方向、締まった雪も出てきたので歩きやすい。
(尾根沿いに雪が残っている)
(たまにはこんなヤブのあるが、長続きしない)
残雪を拾うように歩く。
標高300mを越えると残雪が多くなり、ホッとする。
第3ピークから標高差100mを上りきると第4ピークとなる。
ようやく山頂が見えてきた。
第4ピークからはあっけなく山頂となり、先週の朝比奈平らのこともあるので、山頂と思しきところから100mほど歩く。
何処までも歩いて行きたい景色だ。
(山頂の気持ちの良い広場)
帰りは山頂から西へ降り、名由林道を目指そうと思ったが、ストックを置いてきたのを思い出し、往路を素直に帰ることにした。
何気なく歩いていると、枝尾根に入りそうになる。
途中、あまりの空腹に昼食を取る。
風はあったが春の穏やかな日差を受けのんびりできた。
ストックを回収した後の最後の急斜面にてこずり、登りとほぼ同じ時間が掛かってしまった。
このときだけは、スパイク地下足袋のありがたさを痛感した。
前回は丸山沢の枝沢から登頂し、帰りにクロスズメバチに刺された。
藪はたいしたことがなかったと思うが、残雪期の山は快適で良い。
(ログ)